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消化器官の異変は心筋梗塞の前兆?

胃の痛み

心筋梗塞・狭心症の前兆と言うと、まず胸の痛みや動悸を想像しますが、実は胃のむかつき・吐き気、下痢などの消化器官に現れる症状もあることをご存知でしょうか?ここでは、消化器官系の気をつけたい兆候についてご紹介します。

 

胃腸関連の症状

胸のむかつき

心臓は胃などの消化器官と位置的に近いところにあります。内臓の感覚は鈍いため、何らかの異変が生じても「どの内臓に異変が起こっているのか」は容易にはわかりません。心筋梗塞の初期症状として心臓に違和感が生じているのに、それを胃の異変であると勘違いしてしまった結果、胸のむかつきを感じます。こういった小さな勘違いが心筋梗塞の発見を遅らせてしまうことがあるので、見過ごさないよう注意しなければなりません。

吐き気・下痢

心筋梗塞の発生には自律神経の乱れが大きく関係しています。自律神経の乱れの影響を受け、消化器官の活動を司る副交感神経が不活発化したり、または急に異常な活性化を見せたりといった混乱をきたすことも少なくありません。その結果として現れるのが、胸焼け、吐き気や下痢ほか消化器系の症状です。こういった症状は逆流性食道炎や急性胃炎、胃潰瘍、十二指腸潰瘍など消化器系の病と誤診されやすいため、心筋梗塞リスクの高い方は特に注意しましょう。

胸のむかつきと消化不良の見極め方

症状が起きている場所

単なる胃腸の消化不良であれば、胸~喉など消化器系の臓器のある場所にのみ違和感が生じます。一方で、心臓の異変が背景にある危険なむかつきの場合は胸~喉だけでなく、肩(特に左肩)にも肩こりのようなだるさを感じるかもしれません。これは、肩の部位の神経が心臓の神経と混線を起こすため。この症状を「関連痛」と言います。

時間帯

食事を取った後によく胸のむかつきが生じる場合は、消化不良による違和感である可能性が高いと考えられます。これは、心筋梗塞の前兆として現れるむかつきであれば、食事の時間とは無関係に現れるためです。もちろん、食後に心筋梗塞を発症している場合にも胸のむかつきは生じるため、一概に食後に起こっているから消化不良が原因と決めつけないようにしましょう。

ほかの症状があるかどうか

胃腸の違和感だけでなく、肩・あご・腕・背中など他の部位にもだるさや痛み(関連痛)、息苦しさや異常な発汗などの症状がある場合は、狭心症や心筋梗塞の前兆である可能性が高いと言えます。狭心症や心筋梗塞の急性期には自律神経が混乱するため、自律神経に関連するさまざまな異変が複合的に現れるのです。

前兆が出たらすぐに病院へ

心筋梗塞は早期治療が必要

心筋梗塞の治療は時間との戦いです。心筋梗塞によって心臓の血管に詰まりが生じると、その部分に酸素が供給されず、急速に細胞の壊死が進んでしまいます。この血管の詰まりを6時間を超えて放置した場合、広い領域に壊死が広がり、不整脈や心不全などの後遺症をもたらすだけでなく、最悪の場合命を落とすこともあるのです。なるべく後遺症を残さないためには、発症から2時間以内に治療を開始して、心臓へのダメージを最小限に留めることが大きなポイントだと言われています。
胸のむかつき・吐き気・下痢などの消化器系の症状、さらに肩や背中の痛み、息切れなどのさまざまな違和感は、心筋梗塞の早期発見に大きく役立つ重要な前駆症状です。「そのうち治るだろう」と安易に考えず、不安な場合はすみやかに医療機関に相談するよう心がけてください。

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