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心筋梗塞の前兆が現れたときに受けるべき検査

心筋梗塞の前兆と思われる症状が現れたときには、なるべく早く病院で診察を受けることが望ましいです。その際には、問診や診察などの検査を行い症状の原因を探っていきます。心電図検査やエックス線検査の概要も含め紹介しましょう。

 

検査を受けるときの注意点

放散痛も伝える

心筋梗塞などの心疾患では、心臓とは関係がない部位が痛む「放散痛」に注意が必要です。これは知覚神経が混線することで起こる症状ですが、心臓の病変により肩やみぞおち、あごなどに痛みが出ることがあります。胸部に痛みがないことで症状を見逃してしまうこともあるため、異変が生じている箇所は正確に伝えるようにしましょう。

一般検査の流れと所要時間

簡単な検査により全身の状態を調べる

動悸や息切れといった症状は心臓以外に原因があるケースもあります。そのため緊急処置が必要な場合を除き、問診や診察などの検査から行うことが一般的。最初に問診や診察を行い、血液検査や心電図検査、胸部エックス線検査などに移っていきます。各検査でかかる時間は下記の通りです。
・問診 10~20分
・診察 5分程度
・血圧測定・血液検査 各2~3分
・心電図検査 5分程度
・胸部エックス線検査 2~3分

一般検査の種類

問診

医師が患者さんに症状や病歴などを聞く問診は、心臓に原因があるかどうか、心臓病が関係しているかどうかなどを判断するうえで重要なプロセス。そのため問診を受ける前には、どんなときに症状が起こるのか、どのような症状なのかを整理しておくようにしましょう。また、持病や家族の病歴、ライフスタイルなども病気を判断する要素になります。医師に聞かれたことだけでなく、気になることや不安なことは話すことが大切です。糖尿病や高血圧など、治療中の疾患がある場合には必ず医師に伝えましょう。

診察

診察によって心臓の情報を得ることができます。診察でも大切になるのが聴診であり、さまざまな音を聞くことで心臓の状態を推測可能です。具体的に聞かれるのは、心臓が鼓動する音や血液が流れる音、心臓の弁が開閉する音など。これら音のなかで通常の血液の流れでは生じない雑音を聞き分けていきます。そのほか、首の静脈の浮き上がり方や手足、指、すねなどのむくみ、急な体重増加の有無を調べることもあるでしょう。

血圧測定・血液検査

血圧測定や血液検査により心臓病になりやすいかどうかを調べることができます。これは、高血圧・糖尿病といった生活習慣病の方は動脈硬化のリスクが高いためです。そのため、血圧や血糖値などの動脈硬化の危険因子を調べることは、大切な検査といえるでしょう。また、血液検査では肝臓や腎臓の機能も調べることも可能です。これは薬物療法を行うときに薬の量や種類を決める際、役立てられます。

心電図検査

心臓は右心房の洞結節で生じる電気信号により動いています。この電気的興奮を波として捉えたものが心電図です。健康状態での心電図はパターンが決まっており、心臓に異常があると波の大きさや間隔が乱れます。例えば心筋梗塞の状態では、心室が興奮したときに発生するORS波の波形が変化。そのほかにも不整脈や寝室肥大なども心電図から読みとくことが可能です。

胸部エックス線検査

心臓はエックス線を透過しにくいため、白い影として映ります。この影の出方により、心臓の形や大きさなどを調べるのが胸部エックス線検査です。基本的に写真は後ろから1枚撮ることが多いですが、横から撮ることもあります。また、胸部エックス線検査では心臓だけでなく肺の状態も確認できるため、心臓と肺のどちらに原因があるのかを振り分けることが可能です。