心筋梗塞・狭心症を予防するためのサイト » 心筋梗塞・狭心症の前兆症状 » 息苦しい・胸痛などの症状は心筋梗塞の前兆かも?動悸・息切れに気づいたら冷静な対処

心筋梗塞の前兆である三大症状とは

胸の痛み

胸痛・息切れ・動悸などは、心筋梗塞の前兆としてもっとも知られるもの。日常的な動作のなかで感じられることも多いため、正しい知識を持っておけばすぐにこれらの異常に気づき、早期治療につなげることも可能です。ここでは、それぞれの症状の特徴や原因について解説します。

 

心筋梗塞の三大症状

胸痛

激しい胸痛は、心筋梗塞を発症した多くの患者が訴える典型的な症状です。胸からみぞおちにかけて胸部が全体的に痛みますが、その痛みは「焼け火箸を突っ込んだよう」や「ナイフでえぐられたよう」とも表現されるほど強烈なことで知られています。発作の時間も長く、通常30分程度持続するのが特徴です。
このような心筋梗塞の激痛が起こる前駆症状として、狭心症の発作が何度か起こっていると考えられています。狭心症の場合、心筋梗塞と痛む部位は同じですが耐えられる程度の痛みで、数十秒から長くても10分程度で収まるものです。重い発作を起こす前に、軽い痛みが出ている段階で治療を開始することが大切でしょう。また、心筋梗塞や狭心症と似た痛みに帯状疱疹があります。痛み方は似ているのですが、片側の肋骨に沿って痛みが出るのが特徴です。

息切れ

心筋梗塞や狭心症などの心臓病のリスクが高まっている状態だと、階段を上ったり重いものを運んだりといった日常的な軽い動作でも、息切れや呼吸困難を感じるようになります。これは心臓の機能低下の結果として全身が酸欠状態に陥り、もっと激しく呼吸をするようにと脳が命令を出すためです。症状が進行すれば安静にしているときでも息切れが起こるようになります。
心臓疾患でなく、肺の病である「気胸」でも似たような息切れや動悸、胸痛が起こりますが、セルフチェックでは判別が難しく、どちらにしても放置すると危険な疾患です。異変を感じたら、早めに専門家の診断を受けるべきでしょう。

動悸

狭心症や心筋梗塞によって現れる症状には色々なものがあります。激しい痛みを全く感じず、動悸がする・なんとなくだるい・息苦しいといったささいな症状だけが現れることもあるため注意が必要です。特に知覚神経の働きが弱まっている糖尿病患者や高齢者では、痛みがあっても自分では気づかないケースも多いのではないかと考えられています。
同じような動悸の症状が現れる疾患としてあげられるのは、心臓の筋肉に炎症を起こす「心筋炎」、心臓のポンプ機能が低下し酸欠に陥る「心不全」などです。

心筋梗塞は医者でも見逃しやすい

心筋梗塞は必ず胸が痛むわけではない

心筋梗塞の前兆としてもっとも典型的な激しい胸痛ですが、一方で胸痛を全く感じず、息切れや動悸などの症状のみを感じる患者も少なくありません。これらの症状は胸痛の激痛に比べるとごく軽い日常的なものであるため、自己判断で医療機関を受診せず、我慢を続けてしまうケースも多いものです。
またせっかく病院を受診しても、運悪く似ている他の病気と間違えられてしまって、有効な治療につながらないこともあるでしょう。気がかりな症状が現れた場合、早めに循環器科専門の医師に相談しておくと安心です。

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