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心筋梗塞狭心症前兆・初期症状と見分け方

突然襲われる前に~前兆・初期症状をキャッチする
日本人の三大疾病の一つ「急性心筋梗塞」。狭心症とともに、発症すると心筋が酸欠状態に陥り、心臓としての役割が果たせなくなります。重度の場合は、一刻を争う深刻な事態に。突然襲ってくる病気ですが、前兆や初期症状を敏感にキャッチできれば、早期治療が可能です。前兆や症状の見分け方をまとめています。

 

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心筋梗塞の前兆・初期症状

急性心筋梗塞は突然症状が現れるため、予測がつきにくいと思われがちですが、発症者の半数以上は事前に狭心症の症状があったといいます。すぐに症状は治まるので、見過ごしてしまいがちですが、心筋梗塞の前触れとしてキャッチすれば、未然に防げます。心筋梗塞のチェックリストやサインをみて、該当項目があったら、すぐに病院に行きましょう。

 

心筋梗塞のチェックリスト

  • 1か月以内に胸の痛みや圧迫感があった
  • 肩や背中、左手小指に痛みがある
  • 冷や汗や脂汗が出るようになった
  • 食欲不振や吐き気、おう吐、不整脈がある。
  • 虫歯がないのに歯やあごが痛い
 

心筋梗塞の
サインとは?

心筋梗塞の顕著な症状として、激しい胸の痛みを伴うことはよく知られていますが、発作前の心臓は、その他にもざまざまなサインを出しています。例えば、胸やみぞおちが圧迫されたような痛み、肩・背中の痛みとコリ、吐き気やむかつき、食欲不振など。不整脈が現れたり、歯やあごが痛くなるなども、心筋梗塞のサインなので覚えておきましょう。

胸やみぞおちが圧迫されたような痛みがある

突然、胸やみぞおちが圧迫されたような痛みがあり、数分で鎮まる症状は典型的な心筋梗塞の前兆です。数分で発作が終わるので、気づきにくいかもしれませんが、心臓はSOSを発しています。しきりに胸が気になったり、触るような仕草が増えてきたら、心筋梗塞の前触れです。家族の誰かが気づいたら、すぐに病院に連れて行ってください。

左半身に集中する肩・背中や左小指の痛み

放散痛と呼ばれる症状で、痛みが拡散すると、違う場所が痛くなります。これは、脳に心臓の痛みを伝える神経が、左肩を通っているため。脳が勘違いして起きるもの。本当は胸が痛いのに、左側の肩や背中、あるいは小指が痛くなったり、左肩や背中が重点的にこるようなことがあったら、心筋梗塞を疑ってみてください。

吐き気やむかつき、食欲不振が続く

「逆流性食道炎」と似ているため、見過ごされがちですが、吐き気やむかつき、食欲不振があれば、心筋梗塞を疑ってみてください。心臓と食道は近い場所にあります。そのため脳は食道がSOSを発していると勘違いして、これらの症状が現れるのです。もし何日も続くようでしたら、なるべく早めに医師の診断を受けましょう。

息が苦しくなって動きが鈍くなり、不整脈が現れる

心筋が壊死寸前になると、心臓の機能が低下して息が苦しくなります。少し動いただけでも息があがってしまうので、心臓をかばってしまい、いつもより動作が遅くなってしまうのです。家族が見ても、普段と動きが違うことが、はっきりわかります。苦しそうな状態が長引くようでしたら、心筋梗塞を疑ってみてください。

冷や汗が出るほどの激しい胸の痛み

胸やみぞおちが強烈に痛む場合は、前兆ではなく、心筋梗塞の初期症状です。激しいおう吐や腹痛が伴ったり、周期的に痛みを繰り返す。あるいは30分以上続く場合は、心筋梗塞をおこしていますので、大変危険な状態です。すぐに救急車を呼んでください。救急隊員が来るまで、できるだけ楽な姿勢にして安静に。

虫歯がないのに、歯やあごが痛くなる

狭心症の症状の一つに、歯の痛みがあります。歯やあごの痛みが続いたら、まず歯医者さんで診てもらってください。もし異常がないと診断されたら、狭心症から心筋梗塞になる前兆かもしれません。そのままにしておくと、心筋が壊死してしまいます。歯やあごの異常を感じたら、なるべく早く医師の診断を受けましょう。

これらのサインを放置すれば
突然死の危険性が高い

!

症状が軽くても、放置は禁物

心臓病による突然死の原因で最も多いのが、急性の心筋梗塞。

心筋梗塞による突然死は、ある日いきなり私たちを襲うわけではありません。心筋梗塞が発作する前に、様々なサインを現れます。しかし、ほとんどのサインはしばらくすると治まるので、そのまま放置してしまう人が多いのです。
心筋梗塞による突然死を防ぐには、心臓の異常をいち早く察知し、適切な対策を打たなければなりません。 そこで知っておくべき事は、これらのサインが出る原因。心筋梗塞の前兆は、ある現象によって引き起こされることが多いのです。

胸のドキドキ、急な胸の痛みの正体は
血管の異常収縮かも

!

突然死を招く「血管攣縮(れんしゅく)」

血管がけいれんして異常に収縮し、一時的に細くなってしまう現象を血管攣縮と呼んでいます。

心筋梗塞の原因としてよく考えられているのは、生活習慣の乱れによる動脈硬化です。実はもう一つ軽視できない危険な要因として、「血管攣縮(れんしゅく)」が挙げられるのです。血管攣縮の怖いところは、健康な人でも予兆なく突然起こりうることです。普段動脈硬化や、心筋梗塞のリスクを高める危険因子(高血圧や糖尿病など)もない人が、ある日突然血管が収縮。心筋梗塞を発症し、死に至る例が多々あります。
上記のチェックリストの中で該当項目があった場合、血管攣縮が起こっている可能性が高いです。血管攣縮の症状や抑制方法を前もって知り、万が一の時のために備えておくことが大切です。

 

 

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狭心症の前兆・初期症状

狭心症にも前兆がありますが、肩こりや胃もたれと勘違いして、見過ごしてしまうことがあります。また発症しやすい傾向の人がいることも事実。兆候や初期症状を見逃さなければ、早めの治療ができます。狭心症のチェックリストやサインを見て、当てはまる項目がいくつかあったら、早めに医師に相談して、適切な治療を受けましょう。

 

狭心症のチェックリスト

  • 胸の痛みがしばらく続いている
  • めまいがひどく、失神することも
  • 高血圧・糖尿病がある
  • 深酒をすることが多い
  • 水分を摂る量が極端に少ない
  • 食事の時間が不規則で、間食や夜食が多い
  • 運動不足でストレスが抜けず、睡眠不足気味

2項目以上該当したら、あなたも狭心症予備軍。胸の痛み・高血圧・糖尿病のある人は要注意です。

 

狭心症の
サインとは?

狭心症は、冠動脈が狭くなって血液が流れにくくなり、心筋が酸欠状態に陥る疾患。胸が圧迫されたような痛みが10数分程度続き、顎、みぞおち、耳にまで広がることがあります。また、心筋が酸欠不足になるため、貧血のようなめまいに襲われることもあります。背中・肩のコリと痛みも、よくある初期症状のひとつ。これらを感じたら、なるべく早めに病院にいきましょう。

胸からあごにかけて広がる痛み

胸の中心から広がるような痛みや圧迫感は、狭心症の典型的な初期症状です。胸だけでなく、首や肩、腕、歯やあごにまで広がります。このような痛みの原因は、心臓の血流が悪くなっているサインなのです。また胸がもやもやしたり、胸やけのような感じがすることも。また呼吸が苦しくなったり、のどが締めつけられるような感じになり、錠剤を飲み込みにくくなることがあります。

休むと痛みが和らぎ30分も続かない

狭心症ならではの特徴といえます。胸の痛みは数十秒から15分以内には治まり、どんなに長くても30分は続きません。また20分以上安静にして、休むと楽になるのも、初期症状の一つです。それでも痛みが続く場合は、別の心臓疾患の疑いがあります。一過性のように感じますが、心筋梗塞に移行することがあるので、早めに病院に行きましょう。

座り込むようなめまいと失神

心筋が酸素不足になるため、突然、フラっとするような、めまいに襲われることがあります。貧血と勘違いしそうですが、心筋が酸素不足に陥っている可能性があります。立っていられないほどのめまいや失神、静かな動悸が続く場合は、狭心症の前兆かもしれません。頻繁に続くようでしたら精密検査を受けて、発作を回避しましょう。

げっぷをすると胸が楽になる

狭心症の前兆として、胃の不快感や膨満感、ガスの発生などがありますが、げっぷをすると、それらの症状がなくなったり、胸の痛みが消えることがあります。「胃が荒れているだけ」と勘違いする人もいますが、症状が長引いたり、胃薬を飲んでも治らない場合は、狭心症を疑って。なるべく早めに医師の診断を受けましょう。

肋間神経痛と間違えて診断されることがある

肋間神経痛は、肋骨に沿って痛みが走る病気です。狭心症と症状が似ているため、病院に行っても「肋間神経痛」と、誤って診断されることがあります。狭心症と見分ける方法は、咳や呼吸をすると、痛みが強くなるかどうか。狭心症は変わりませんが、肋間神経痛は逆に痛くなります。医師にそのことを伝えておくと間違われずにすむでしょう。

左側の背中・肩のコリと痛み

心臓の痛みを感じる神経が、左肩を通っているので、左側の背中や肩に痛みを感じることがあります。背中が締めつけられるような感じになることも。また左肩のこりも、初期症状の一つです。左側だけに集中しているので、やけに左肩がこるようでしたら、狭心症になっている可能性が高いので、なるべく早めに病院に行きましょう。

 

体験談から理解する
心筋梗塞・狭心症の前兆

 

体験談01

【心筋梗塞から生還】
胸を激しく殴打されたような激痛

38歳で糖尿病を発症し、治療を続けていたAさん。友人たちと趣味のゴルフに出かけたところ、いつもと違ってショットを打つときに、肩から背中にかけて痛みを感じました。「大したことはない」と気に留めず続けた2ホール目。第一打でドライバーを大きく振りかざした瞬間、胸を激しく打ち叩かれたような激痛と衝撃が走り、その場に倒れ込んでしまったのです。一緒にいた友人が心筋梗塞ではないかと判断し、すぐに救急車を要請。待っている間は、心臓マッサージやAEDで電気ショックを与えていました。15分後、付近の病院に到着。緊急処置が行われ、一命を取り留めました。

 
 

体験談02

【狭心症から生還】
象に踏みつけられたような胸の痛み

Bさんが狭心症を発症したのは32歳の時。通勤途中に胸が痛くなり、息苦しくなりました。その痛みは、象に踏みつけられたような激しい痛みで、右肩から首にかけて鈍痛があり、休むと楽になります。病院に行っても異常が見つからず辛い毎日を送っていました。検査入院から1か月。24時間にわたる心電図でようやく狭心症と判明。発症から2か月後に、カテーテル検査で梗塞を特定し、ステント留置と投薬で4年ほど治療を続けました。治療後、嘘のように胸の痛みが消えました。現在は、食生活や運動、ストレスに気をつけ、定期的にカテーテル検査を受けているので、安定した状態が続いています。

 
 

体験談03

【心筋梗塞から生還】
あばら骨がパキパキと折られるような痛み

Cさんは54歳の時に心筋梗塞を発症しました。当時母親の介護のため、生活が不規則になっていました。3月6日、胸の締めつけられるような痛みを感じ、病院に行きますが、一向によくなりません。1週間後、早朝激しい胸の痛みを感じ、診療開始時間を待って、別の病院に行きます。その痛みは、あばら骨をパキパキと折られるような痛み。検査の結果、心筋梗塞とわかり、総合病院に救急搬送されてステント留置を受け、大事に至らずにすみました。

 

 

心筋梗塞・狭心症を予防
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