心筋梗塞のリハビリテーションの期間は
どれくらい?

心筋梗塞の予防にはリハビリテーションが不可欠ですが、その期間はどのくらいが適切なのでしょうか。いつからいつまでリハビリを行うべきなのかも、当事者にとっては気がかりなものです。ここでは、心筋梗塞の予防に、リハビリ期間がどのくらい必要か解説します。

心臓リハビリテーションに必要な期間

リハビリは生涯にわたって続く

心臓リハビリテーションの期間は、大きく3つに分けられます。心筋梗塞の発症から入院している間の急性期、退院から社会復帰するまでの回復期、そして維持期です。回復期までは3ヶ月ほどの期間が目安ですが、人によってリハビリにかかる期間は異なります。さらに、維持期のリハビリの目標は生涯にわたる快適な生活の維持ですから、リハビリ期間は限定されません。心筋梗塞の再発リスクに対しては常に予防が必要なため、維持期のリハビリも必要な期間が決まっているわけではないのです。

3つのリハビリ期間について

急性期のリハビリは身の回りの活動が中心

心筋梗塞を発症して入院中は、急性期の治療が行われます。急性期とは、心筋梗塞発症から1~2週間の期間のこと。心臓の手術をしたばかりで、リハビリなんてして大丈夫かと心配する方もいるでしょう。急性期のリハビリは、よくイメージされる器具を使用したり、歩行トレーニングをしたりするようなものではありません。集中治療室や一般病棟に入院している間、日常的な生活行動をできる範囲で行うことが、リハビリになるのです。ベッドから起き上がること、洗面、トイレ、シャワー、廊下歩行などができるようになることが、急性期の目標になります。また、治療とあわせて段階的にリハビリの量を増やしていき、退院までの間、心臓機能評価の検査を行うのが一般的。心筋梗塞の再発を予防するためには、生活習慣の改善や禁煙も必要であり、生活指導や禁煙指導も行われます。

回復期のリハビリは社会復帰に向けて

回復期は、退院から社会復帰までの2~3ヶ月のこと。この期間は、自宅あるいは通院先でリハビリが行われます。運動負荷試験による機能評価検査など、急性期と比べて積極的なリハビリを行うのも回復期の特徴です。同時に社会復帰への不安に対してのカウンセリングや、食事についての指導なども行われます。リハビリの目標である社会復帰に向けて大きく動き出す時期です。

維持期のリハビリは生涯にわたって

回復期を終えて社会復帰できてからも、リハビリは続きます。維持期のリハビリが行われるのは、自宅や地域のリハビリ施設です。運動療法をしながら、心筋梗塞の再発予防をするための食事療法や生活習慣の改善を続けていきます。維持期には明確な終わりが設定されておらず、生涯にわたってリハビリをする必要があることを認識しておかなければなりません。心筋梗塞の再発予防につなげるため、前向きにリハビリを続けていきましょう。

 

心筋梗塞・狭心症を予防
するためには?