血管攣縮の予防に節酒が必要な理由

心筋梗塞が引き起こされる原因には、血管攣縮による狭心症などがあげられます。こうした疾患を引き起こすひとつの要因に、アルコールがあります。度を超える飲酒は、心疾患のリスクにもなり得るのです。

こちらではお酒が心臓に与える影響と、上手にお酒と付き合うための方法について解説しています。

アルコールと心臓病の関係

適度な飲酒は良い効果も

適量であればお酒は体に良いものですが、過剰に飲みすぎてしまうと悪影響を及ぼすことも忘れてはいけません。飲酒によって改善される血流は、お酒の飲む量が増えるにつれ激しくなり、心拍数が上がって血圧も上昇します。その結果、心臓や血管に負担をかけてしまい、動脈硬化から狭心症、ひいては心筋梗塞につながる危険性があるのです。また、お酒を飲んでから数時間後は血管攣縮を起こしやすいというデータもあります。

さらに、血中では悪玉コレステロールや中性脂肪が増加するため、高脂血症となり心筋梗塞のリスクが高まるでしょう。その他、お酒の飲みすぎによって下記のような健康被害も起こりうるため、予防のためには節酒を心がけるのが得策です。

  • 肝機能障害(脂肪肝、肝硬変など)
  • メタボリックシンドローム
  • 糖尿病

おすすめのお酒の飲み方

適量を守る

狭心症や心筋梗塞を予防するためには、節酒を心がけて適量を飲むのが好ましいです。以下で、主なお酒の種類別に適量を紹介します。

  • ビール…350ml
  • 日本酒…180ml(1合)
  • ワイン…60ml(グラス1杯)
  • ウイスキー…60ml(ダブル1杯)
  • 焼酎…80ml(25度の場合)

ワインに含まれるポリフェノールはコレステロールの増加を抑える働きがありますが、飲みすぎると悪影響を及ぼすため、気をつけてください。

栄養バランスにも注意

お酒の席が多くなると、食事における栄養バランスにも影響が出ます。多くの場合お酒と一緒に食べるおつまみが夕食代わりになりますが、おつまみはお酒に合うように塩分が濃くなっていたり、脂質をたくさん含んでいたりするため、塩分・脂質過多になってしまうのです。加えて野菜をあまり摂らないことから、ビタミンや食物繊維不足にも陥りやすくなります。

そのため、おつまみを選ぶときにも注意が必要です。サラダやお浸しなどの野菜や海藻類、アルコール分解に必要なタンパク質を含む枝豆や豆腐を意識して食べるようにしましょう。

 

心筋梗塞・狭心症を予防
するためには?