ある日突然起こる心筋梗塞に備えるために、日頃から予防を心がけた生活を送ることが大切です。腹八分目の食事量を意識することで心筋梗塞を予防できる理由についてご説明します。また、外食時のメニュー選びのポイントについても見ていきましょう。

腹八分目の食事は肥満の解消に

肥満は心臓病を引き起こす要因

心臓病をはじめとする成人病の原因である「メタボリックシンドローム」の判断基準のひとつが、腹囲です。男性は85cm以上、女性では90cm以上の場合、メタボリックシンドロームの疑いがあるとされています。

内臓脂肪が多いと、心臓病の原因となる高血圧や高脂血症のリスクが高まるでしょう。高血圧や高脂血症、高血糖はどれも動脈硬化を引き起こす原因であり、心臓病につながってしまうのです。心臓病を予防するためには、肥満対策をして腹囲を基準値以下にすることが求められます。

食事に気をつけて肥満を解消

肥満を防ぐためには、食事の適切なコントロールが必要です。しかし食事を抜いたり、食べるものを限定的にしたりする極端な食事制限は、身体によくありません。そのような食事制限をして腹囲を減らせたとしても、栄養不足による別の不調を引き起こしかねないでしょう。

健康的に減量するためには、バランスのよい食事を意識することが大切です。さまざまな栄養を過不足なく摂るために、一汁三菜を基本に食事のメニューを組み立てるようにしましょう。肥満を解消し内臓脂肪を減らすことができれば、動脈硬化のリスク、ひいては心臓病のリスク回避にもつながります。「おなかがいっぱい」「これ以上食べられない」と感じる食事は肥満の原因です。食事量は腹八分目を目安にして、食べ過ぎないようにしてください。

外食の取り方

できるだけ定食を選ぶ

丼ものやファーストフードは、栄養バランスに偏りがあります。肥満を防ぎバランスのよい食事を摂るためには、単品メニューではなく、なるべく定食を選ぶようにしましょう。定食は多くの場合、メイン、副菜、汁物、ご飯で構成されており、一汁三菜の食事になるためです。また、なるべく野菜を食べることも意識します。小鉢を選べるときには、おひたしやサラダなど、野菜をチョイスするのがおすすめです。

食事内容のバランスがよいかどうかを確かめるためには、「食事バランスガイド」を利用しましょう。厚生労働省と農林水産省が決定しており、1日に食べる食事量のバランスが示されています。毎日の食事バランスをチェックし、過不足がある場合は随時見直すことで肥満解消を目指してみてください。

危険因子別のポイント

動脈硬化の原因となる危険因子別で、外食の取り方のポイントが異なります。下記の危険因子に該当する方は参考にしてみてください。

高脂血症

  • 肉より青魚など不飽和脂肪酸が多いものをとる
  • 中性脂肪値が高いものやお酒は控える
  • 抗酸化成分を積極的に摂る

高血圧

  • 塩の代わりに酢や香辛料を使う
  • ミネラル分を摂る

高血糖

  • ご飯やパスタなどの主食は少なめにする
  • ジュースなどではなく無糖の飲み物を選ぶ

これらの病気が進行すると動脈硬化につながり、心筋梗塞が発症するリスクも高まります。自分の身を守るためにも、外食時には上記の注意点を意識することが大切です。

 

心筋梗塞・狭心症を予防
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