ネギ

 

ネギは非常に古くから食べられてきた食品で、日本には8世紀ごろに伝わったとされています。ビタミンなどの栄養素が多く含まれているため、食卓には欠かせない野菜であり、いつも食べている、という人も多いのではないでしょうか。この記事では、ネギがどうして健康に良いとされているのか、そしておすすめの食べ方などについてご紹介します。

ネギが健康に良いとされる理由

ツンとしたにおい成分に
血栓予防作用がある

長ネギや玉ネギ、にんにくなどのネギ類は特有の匂いを持っていますよね。この匂いはアリシン(硫化アリル)と呼ばれる成分によるものです。硫化アリルは血液の凝固作用を遅らせるという働きを持っていることから、血液サラサラが期待できる成分。動脈硬化などの予防にも役立つと考えられています。

疲労回復に役立つ
辛味成分

ネギが持つ辛味も、アリシンという成分によるものです。この辛味成分は疲労回復や新陳代謝の活性化に作用すると言われています。このアリシンを摂取すると、ビタミンB1と結合して脂溶性に変わります。このことによってビタミンB1の吸収が促進され、体内にも蓄えられやすくなります。

ネギのにおいが
食欲を増進

アリシンの匂いは肉や魚が持っている臭みを消すことができ、さらに食欲を増してくれるという作用があります。食欲を増進させるだけではなく、インスリンや胃液の分泌を促してくれるため、消化吸収を高めてくれる作用も期待できます。

体を温めて風邪予防

ネギ類は、食べると体を温めることができるため、昔から風邪の特効薬として用いられてきました。これらはネギの葉に含まれる揮発成分により鼻づまりを軽減したり、緑の葉に含まれるフルクタンが免疫力をあげる効果があり、A型インフルエンザを予防する効果も期待されています。

 

ネギに含まれている健康成分

血液サラサラにしてくれる
アリシン

ネギ類が持つ特有のにおいや辛みの元である硫化アリルは、さまざまな種類がありますが、その代表的なものがアリシンと呼ばれる成分です。アリシンは血液凝固作用を遅らせるため血液をサラサラにし、血栓を予防してくれます。また、血中コレステロールを低下させたり、食欲増進・消化吸収を助けるなど多くの作用が期待できる成分です。

抗酸化作用を持つ
βカロテン

ネギの青い部分には、抗酸化作用や血流改善、免疫力向上が期待できるβカロテンが多く含まれています。また、βカロテンからはビタミンAを作り出すことができます。このビタミンAは強い抗酸化力を持っていることから、体に有害な活性酸素を除去することができるとされています。

健康な肌を保つのに欠かせない
ビタミンC

ネギの青い部分には、ビタミンCも含まれています。ビタミンCは肌の健康を保つために欠かせない栄養素です。シミやしわを防いだり、火傷や傷を早く治してくれる働きを持つと言われているため、美しい肌を保つためにも積極的に摂取したい栄養素です。

 

ネギのおすすめの食べ方

生で食べる

ネギに含まれるアリシンは生で摂取したほうがより効果的。さらに、ビタミンCは加熱によって失われてしまうことが多いので、できるだけ生で摂取するように心掛けましょう。

汁物に入れて食べる

アリシンやカリウム、ビタミンCは水に流れ出やすいという性質があるため、汁物に利用して、栄養成分が流れ出た汁ごと摂取するのも良いでしょう。スープや味噌汁に日ごろから用いるのがおすすめです。

ビタミンB1が含まれる食品と一緒に食べる

アリシンは体内に入ってビタミンB1の摂取を助けるという働きを持っています。そのため、ビタミンB1を多く含む食品と一緒に食べると効率的に摂り入れることができます。例えば豚肉やレバー、カツオなどと一緒に食べると良いでしょう。

おすすめのレシピ

ネギの甘さを味わえる焼きネギのマリネ

ネギを軽く焼き、オリーブオイルにつけるだけでできあがり。ネギは軽く焼くと抗酸化作用がアップし、さらにオリーブオイルも抗酸化作用を持つためさらに効果が期待できます。また、オリーブオイルとネギを一緒に食べることで、βカロテンの吸収率もアップして一石二鳥。

焼くと甘みがアップ!ネギの豚肉巻き

ビタミンB1が多く含まれる豚肉と一緒に摂取するのもおすすめです。ネギの青い部分を豚肉に巻いて焼くだけで、非常に食べやすくなります。また、ネギと合わせることで豚肉の臭みを消すこともできるため、ぜひ一緒に食べたい組み合わせです。

ネギ餃子でビタミンB1を効率的に摂取

白菜の代わりにネギを使った餃子も良いでしょう。豚ひき肉と一緒に調理することで、ビタミンB1の吸収率がアップします。また、水餃子にした場合には、スープにネギの栄養成分が溶け出していますので、スープも飲むことで栄養素を丸ごと摂取できます。

定番・ネギ入りの味噌汁

日本人の食卓に欠かせない味噌汁にネギを入れる人も多いでしょう。例えば、いつも捨ててしまっている青い部分もみじん切りにして味噌汁にトッピングしてみてはいかがでしょうか。汁ごと飲むのでネギの栄養成分をしっかりと摂取できるため非常におすすめです。

 

アイコン

ネギを食べる際の注意ポイント

Point

01

ネギは青い部分と白い部分に分かれていますが、色によって含まれる栄養素が異なるのが大きな特徴といえます。例えば長ネギの青い部分にはβカロテンやビタミンC、カルシウムなど。また白い部分にはアリシンが多く含まれています。そのため、白い部分は食べるが青い部分は捨ててしまう、という人は、青い部分も積極的に料理に使用することがおすすめです。

 

Point

02

生のネギを食べ過ぎてしまうと、アリシンの影響により胃が荒れてしまうことがあります。そのため、特に胃が弱い人や体が弱っている場合には、食べ過ぎないように注意する、また加熱してから食べるように心がけてください。

 

心筋梗塞・狭心症を予防
するためには?

B!ブックマーク Twitter Facebook LINE