動脈硬化の予防にニンジンが効果的な理由

ニンジンは、緑黄色野菜の中でもメジャーな野菜のひとつ。さまざまな健康への効果が期待できます。動脈硬化と心筋梗塞の予防に高い効果が期待できる栄養素も豊富に含まれており、ぜひ日常の食事に取り入れたい食材です。栄養成分や調理法を紹介します。

ニンジンの注目すべき栄養成分

カロチン

ニンジンには、βカロチンをはじめ多くのカロチンが含まれています。βカロチンはガン抑制や動脈硬化予防に役立つことで広く知られる抗酸化物質です。

カロチンは、高い抗酸化作用を持っており、体内に入るとビタミンAに変わります。ニンジンのカロチン含有量は、しそ、モロヘイヤの次に多く、一日に必要なビタミンAは、中くらいのニンジン半量程度で足りるほどです。

また、ニンジンにはβカロチンのほかにαカロチンも含まれていますが、αカロチンのほうがガン抑制に高い効果を持つという研究もあります。

ビタミン群

ニンジンには、カロチン以外にも健康に良いとされる栄養素が含まれています。ビタミン群やミネラル、さらに食物繊維も多いです。

ビタミンB1、B2は、エネルギー代謝に必要であり、ビタミンEは過酸化脂質の生成を抑制します。また、カリウムは血圧を下げる働きがあるミネラルのひとつです。こうしたビタミン、ミネラルなどの働きがトータルで血液をサラサラにして血圧を調整し、コレステロールのバランスを整えて、動脈硬化を予防します。

ニンジンの効果的な調理法

皮付きのままがおすすめ

ニンジンを調理する際には、丁寧に洗って皮付きのまま使うのがおすすめです。皮にはカロチンが多く含まれているため、より効率よく栄養を摂取したい場合は、皮を剥かない調理法が適しています。皮が気になる場合にも、ピーラーで剥くことはせず、包丁の背でこそぎ落とす程度に抑えると良いでしょう。

また、油を使うことで吸収率が高くなるため、調理方法は天ぷらや炒め物が最適です。

ほかの野菜と食べるときには注意

ニンジンは、豊富な栄養素を持っていますが、場合によっては他の野菜類の栄養素を壊す恐れがあります。特に生で食べる際は注意が必要です。

ニンジンに含まれているアスコルピナーゼという酵素は、他の食材のビタミンCを破壊する性質を持っています。アスコルピナーゼの働きは、酸や油、熱で抑えることが可能です。油を使った加熱調理は、カロチン摂取のためだけでなく、酵素の働きを抑えるためにも効率的な方法といえます。サラダなどで生のニンジンを他の野菜と合わせる場合には、酸味の利いたオイルドレッシングなどを使うと良いでしょう。

ニンジンの保存方法

保存のポイント

ニンジンは水気が多いと傷みやすくなりますが、乾燥にも注意が必要です。ニンジンを保存する場合には、乾燥を避けて冷蔵保存しましょう。寒い季節なら、箱か新聞紙に入れて常温保存も可能です。

葉が付いたニンジンは、葉と根の部分を切り離して、別々に保存してください。切ったニンジンはラップで包んで冷蔵保存します。

冷凍で保存する場合は、使いやすい形に切ってから凍らせましょう。スライスや棒状など、使いたい大きさに切ったらバットに並べて冷凍し、全体が凍った後で保存用の袋に入れます。乱切りなど大き目のカットの場合は、1度下茹ですることで食感を維持することが可能です。固めに茹でてから粗熱を取り、バットなどで凍らせて保存しましょう。

 

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