心筋梗塞・狭心症を予防するためのサイト » 予防フェイズ1~血管攣縮と動脈硬化を予防して健康を保つ!~

1予防フェイズPhase

血管攣縮と動脈硬化を予防して心筋梗塞を防ぐ

心筋梗塞は冠動脈が詰まる病気で、冠動脈が詰まる原因は動脈硬化と血管攣縮(れんしゅく)。心筋梗塞 と動脈硬化の関係性は一般的に知られ、すでに生活習慣の改善に取り組んでいる方も多くいらっしゃると思います。心筋梗塞を引き起こすもう一つの原因として知っておきたいのが、血管攣縮(れんしゅく)です。

心筋梗塞のもう一つの原因
突然死を招く血管攣縮に注意

血管攣縮とは

心筋梗塞を引き起こすもう一つの原因として知っておきたいのが、血管攣縮(れんしゅく)です。 血管攣縮とは、何らかの理由によって血管の一部が異常に収縮することです。攣縮が起こってすぐに治まって、血流が再開する場合は、「冠攣縮性狭心症」と言います。また、攣縮により血管が完全に詰まることもあり、その場合心筋が壊死し、急性の心筋梗塞になってしまいます。

安静時に発症、突然死につながる

動脈硬化がだんだんと進行して心筋梗塞のリスクを高めていくのに対して、血管攣縮の恐ろしいところは、安静時であっても突然発症する場合があること。夜中就寝中に急に血管攣縮が起き、死に至ってしまうケースも少なくありません。症状としては、はっきりした自覚症状があり、冠動脈周辺で発生した場合は胸骨の下あたりに締め付けられる、もしくは詰まったような感覚を覚えることが多いです。

持続時間に注意

発症してから攣縮が続く時間は、その時々によっても異なりますが、通常は数分程度の短い時間で収まります。しかし、これ以上長引く場合には、命に関わるような重大な症状へと発展してしまう可能性があるため注意が必要です。さらに、連続して発症するような場合には、早めに医師の診断を受けることをおすすめします。

動脈硬化と血管攣縮の同時進行が危険

すでに動脈硬化が進んでいて血管にダメージがある状態、狭心症を発症している方が血管攣縮を起こしたりした場合には、心筋梗塞の危険性が高まっている状態です。最悪のケースでは、狭心症の発作が収まった直後の血管攣縮により、血流が大きく阻害されそのままと突然死へとつながる可能性も否定できません。自覚症状が重大に感じられなくとも、異変としてその前兆を感じたのであれば早めの診断が求められます。

 

血管攣縮を予防するには

血管攣縮の対策は生活習慣の改善と薬物療法

血管攣縮の対策・予防には、生活習慣の改善と薬物療法の2つの方法があります。特に、生活習慣の改善は血管攣縮の原因を取り除くことにもつながるため、継続的な取り組みが必要です。具体的には、禁煙や過度な飲酒の禁止、ストレスの改善が挙げられます。

禁煙・節酒・ストレス回避

特に血管攣縮を発症した方の多くは、喫煙歴を持っていることが報告済みです。そのため、血管攣縮の対策では禁煙がまず勧められます。また、飲酒も血管攣縮に関与があることが報告されており、常習的に飲酒をしている方や過度な飲酒習慣のある方は医師からの指導が入るでしょう。過度なストレスも血管の負担となるため、解消方法を含めて環境を見直していくことが望ましいです。

生活習慣病を対策

血管攣縮の原因には、そのほかにも脂質異常、高血圧、肥満といったものが挙げられますが、これらは動脈硬化と同様の方法で予防できます。つまり生活習慣の改善によって対策を進めていけば、動脈硬化の予防に加え心筋梗塞のリスクを下げることも可能なのです。

薬物療法

また血管攣縮の対策では、薬物療法も大きな柱となります。代表的な薬としては硝酸薬、カルシウム拮抗薬、ニコランジルなどがあるでしょう。いずれも血管の拡張を促したり、収縮するのを防いだりする効果が期待できるもので、血管攣縮の対症療法として実践されています。

動脈硬化が心筋梗塞を引き起こす原因

動脈硬化とは

血管は3層の壁からできており、その一番内側にある内膜は、内皮細胞と呼ばれる細胞に覆われています。この内皮細胞は血液が固まるのを防ぎ、血管を拡げる働きを持つもの。つまり動脈が硬化するのを防ぐ役割を担っていますが、この細胞が正常に働けなくなった血管は動脈硬化が進行してしまいます。

動脈硬化が心筋梗塞を引き起こす仕組み

心筋梗塞は酸素が十分に届かなくなり、壊死してしまうことで引き起こされる病気です。動脈硬化は、細胞に酸素を届ける動脈の壁を狭くしたり硬くしたりすることで血液の流れを阻害します。そのため進行すると末端の細胞に酸素が十分に届けられなくなり、脳や心臓といった生命に関わる器官の細胞に大きなダメージを与えてしまう原因となるのです。

 

動脈硬化を予防するには

生活習慣の見直し

動脈硬化を予防して心筋梗塞や脳梗塞のリスクを避けるには、生活習慣の改善が大きなカギとなります。生活習慣を見直して危険因子を是正することで血液がサラサラになる効果も期待できます。つまり、動脈硬化の予防にも効果的というわけです。酸素や栄養を円滑に届ける血管を健康に保つことで、そのほかの生活習慣病の予防・改善にも期待ができるでしょう。動脈硬化を予防し、血栓を作らない体づくりを目指すためには生活習慣の見直しが重要なのです。

食事習慣を見直して動脈硬化予防

食事習慣の改善は動脈硬化を予防するうえでも大切です。肥満体形だと、体のいたるところに負担をかけてしまうだけでなく、高血圧や脂質異常症、糖尿病などの原因となります。また欧米化した近年の食文化は、塩分や脂質の摂り過ぎになりやすいのが現実です。塩分や脂質にも注目して、加工食品を食べすぎたり、外食をできる限り避けたりすることを意識してください。ファーストフードをはじめとしたジャンクな食べ物はもちろん、揚げ物をよく食べる、塩分の多いスナック菓子を食べるといった習慣がある方は要注意です。

運動もやりすぎはNG?適度な習慣を身に付けよう

適度な運動習慣を持つことも動脈硬化や心筋梗塞の予防には有効な手段です。軽めのウォーキングやランニングといった有酸素運動を毎日の生活に取り入れると、心肺機能が向上し心筋梗塞のリスクを下げることにつながります。
運動には高血圧、肥満といった動脈硬化を進める要因の改善も期待できます。ただし、これまであまり運動をしていなかった方が、急に運動をするとケガをしてしまうかもしれません。運動前にはストレッチをして筋肉を伸ばしたり、関節の可動域を拡げたりしておくと安心です。

注意したい日常生活での習慣

健康的な食習慣や運動習慣を身に付けても、普段何気なく行っていることが、動脈硬化の進行に悪影響を与えているかもしれません。細かな部分の見直しが、リスク改善に大いに役立つこともあるでしょう。例えば、喫煙時の急激な血圧上昇は心臓への負担も大きいです。同様の理由でお酒も過度な摂取は避けたほうが無難です。さらに普段あまり水を飲まない方は、血液の濃度が高まっている可能性があります。ドロドロの状態の血液は動脈硬化の原因になるため、こまめに水分を補給することを意識してみてください。

ちょっとした工夫で動脈硬化予防を

季節ごとの寒暖差や入浴による温度変化には注意しましょう。夏に外へ出たあと、冷房の効いた室内に急に戻ってきたり、冬に暖房の効いた室内から寒い場所へ移動したりするだけで心臓の負担となります。特に注意したいのは入浴時。冬場の入浴は脱衣所から湯船への温度変化が特に大きいため気を付けなければなりません。あらかじめ脱衣所を温めておくなどの対策をしておくと安心です。

動脈硬化予防・心臓病予防効果の高いEPAが豊富な青魚に注目

血液をキレイにする代表的な食品は、魚類・野菜類・果物類・海藻類・きのこ類・ナッツ類・大豆食品・お茶です。これらの食品は、食物繊維やビタミン群、カルシウム、カリウムなど、身体に必要な栄養素がたっぷり詰まっていて、血液をサラサラにしてくれます。その中でも青魚に含まれるEPA・DHAには、心筋梗塞・狭心症の予防効果が高い、オメガ3脂肪酸が豊富です。これらの食品をバランスよく摂取することで、動脈硬化や生活習慣病を予防することができます。

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血栓を予防するオメガ3脂肪酸と動脈硬化を予防するタウリン

動脈硬化・血栓を防ぐ成分で注目が高いのが、オメガ3脂肪酸のEPA・DHAです。マグロやサバ、いわし等の青魚に豊富に含まれる成分で、コレステロールを減らして、血栓を防ぐ働きがあります。イカなどに含まれるタウリンには、動脈硬化を予防する働きがあり、肝機能を高めて、コレステロールを抑制します。また野菜や海藻類などに含まれる食物繊維は、脂肪の分解を防いでコレステロールの吸収を抑える働きがあり、生活習慣病による動脈硬化の予防に効果的です。

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