心筋梗塞・狭心症を予防するためのサイト » 予防フェイズ1~血栓を予防して健康を保つ!~

1予防フェイズPhase

血栓を予防して健康を保つ!

日本人の死亡理由ベスト3は「がん・脳梗塞・心筋梗塞」。三大疾病としても知られている病気です。そのなかでも脳梗塞と心筋梗塞は、血栓が引き起こす病気です。「血栓」という言葉をよく耳にしますが、漠然としていて、どういったものなのか、よくわからない人も多いでしょう。そこで、このページでは、「血栓」について詳しく説明します。

血栓とは

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血管の中にできる
血液のかたまり

血栓は、血管の中にできる、血液の固まりです。血管の中には、血液が流れています。健康な状態の時は濁りがなくサラサラとしていて、流れもスムーズです。ところが高血圧になったり、コレステロールが多くなると、血液が濁って血管が傷つけられます。そこから出血すると、血管内に血液が流れ出るのを防ぐために、血小板が集まって止血を始めますが、それだけでは不充分。さらに止血のプロセスを進めようとして、血液凝固作用のあるたんぱく質「フィブリン」が現れます。

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血栓が心筋梗塞や
狭心症を引き起こす

繊維状のフィブリンは、血小板にまとわりつくように膜をはり、血管壁の細胞が分裂して傷口を修復して、完全に血が止まります。止血を終えると、線溶系が活性化してフィブリンを溶かして健康な血管に戻ります。ところが血中コレステロールが酸化すると、血液中に入りこんだマクロファージが、これをエサにして増殖を始めて血管壁が厚くなり、血管が傷つけられてしまいます。すると血小板が過剰に反応して血栓を作って血液の流れが悪くなり、心筋梗塞や狭心症のリスクが高くなります。

 

血栓を予防するには

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血栓予防の大きなカギ
7つの生活習慣とは

血栓ができるメカニズムは、生活習慣病と大きく関係しています。予防のカギを握っているのは、生活習慣病の改善です。心臓病患者の多いアメリカでは、血栓予防について、様々な研究を行っています。その中からわかったことは、ある7つのこと。これを心がけるだけで、血栓症のリスクを軽減できるといいます。実際に心臓病の被験者を集めて、7つのことを実践したところ、血栓リスクが明らかに低下したという報告もあります。

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危険因子を是正する
「ライフシンプル7」

アメリカでは「ライフシンプル7」と銘打った、血栓予防プログラムを推奨しています。プログラムの基盤となっているのが、血栓の危険因子となるコレステロール・高血圧・高血糖・肥満の改善。根気よくプログラムを続けていくと、危険因子が是正されて、血栓ができにくくなります。血管がしなやかになり、血液もサラサラになるので、生活習慣病の予防・改善効果もあり、動脈硬化による心筋梗塞・狭心症の予防に期待されています。

 

動脈硬化予防・心臓病予防効果の高いEPAが豊富な青魚に注目

血液をキレイにする代表的な食品は、魚類・野菜類・果物類・海藻類・きのこ類・ナッツ類・大豆食品・お茶です。これらの食品は、食物繊維やビタミン群、カルシウム、カリウムなど、身体に必要な栄養素がたっぷり詰まっていて、血液をサラサラにしてくれます。その中でも青魚に含まれるEPA・DHAには、心筋梗塞・狭心症の予防効果が高い、オメガ3脂肪酸が豊富です。これらの食品をバランスよく摂取することで、動脈硬化や生活習慣病を予防することができます。

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血栓を予防するオメガ3脂肪酸と動脈硬化を予防するタウリン

動脈硬化・血栓を防ぐ成分で注目が高いのが、オメガ3脂肪酸のEPA・DHAです。マグロやサバ、いわし等の青魚に豊富に含まれる成分で、コレステロールを減らして、血栓を防ぐ働きがあります。イカなどに含まれるタウリンには、動脈硬化を予防する働きがあり、肝機能を高めて、コレステロールを抑制します。また野菜や海藻類などに含まれる食物繊維は、脂肪の分解を防いでコレステロールの吸収を抑える働きがあり、生活習慣病による動脈硬化の予防に効果的です。

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血栓を発見する方法

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血栓の有無が正確に診断できる検査機器

血栓を調べる時に最初に行う検査が、CT検査やMRI検査です。最近では、検査機器の精度が高まり、血栓のレベルがわかったり、他の検査では見つかりにくい血栓を発見したりできるようになりました。初期検査の後、造影検査を行って血栓の状態を詳しく調べます。太ももの付け根などからカテーテル(細い管)を挿入し、そこに血管造影剤を注入して血管内に送って、エックス線撮影をしながら血栓のできている部位や血栓の大きさ等を特定します。

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血栓の大きさやプラークの有無がわかる冠動脈CT

最近では、冠動脈CTや血管内超音波検査(IVUS)、FFR(冠血流予備量比)等、さらに詳細な検査が可能になりました。冠動脈CTは解像度に優れていて、冠動脈の血栓の状態や、血管内のプラークの状態をリアルに確認できます。超音波検査の一つでもある血管内超音波検査(IVUS)でも血管内の状態を調べることができ、血管の太さやプラークの状態を把握できます。またFFR(冠血流予備量比)では、冠動脈にできている血栓のレベルを判定でき、精度の高い診断ができます。

 

心筋梗塞・狭心症を予防
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