心筋梗塞の再発率とは

心筋梗塞後、不整脈や心不全などの後遺症がもたらされることも少なくありません。それらの症状が出るたびに、今後身に降りかかるかもしれない、再発リスクへの不安が湧いてくるでしょう。実際、心筋梗塞は発症前よりもあとのほうがかかるリスクが高いものです。では、その再発率はどれくらいなのでしょうか。状況によって異なる再発率と併せて、どのようにしたら再発リスクが低くなるのかもご紹介します。

再発率は治療法や性別によって異なる

男女間で倍近く違う再発率

心筋梗塞の再発率は、性別によっても差があります。発症から6年以内に再発する割合は、男性が18%、女性では35%。女性の場合、心筋梗塞にかかっているかどうかが判断しづらく、発見が遅くなり命を落としてしまうケースもあるそうです。心筋梗塞といえば胸の痛みが代表的な症状ですが、背中が痛んだり、腹痛が現れたり、冷や汗をかくなども再発のサイン。心筋梗塞は発見が遅くなればなるほど重症化します。少しでもおかしいと感じたら、早急に医師へ相談しましょう。

治療法ごとの再発率

症状が軽い場合に行われる薬物治療は、抗凝固剤や抗血小板剤などを服用し血流を促進する方法です。心筋梗塞から5年後の生存率を調べたところ、調査対象患者で生存していた方の4割は上記のような薬物の内服を続けていました。また、ふさがった血管を広げるカテーテル治療の場合、バルーンカテーテルであれば30~40%、ステントカテーテルは20%、薬剤溶出型ステントなら3~7%という再発率になっています。ただし、再発率が低いからといって、まったく起こらないというわけではないことは覚えておきましょう。

再発率を下げるには

禁煙する

2006年、心筋梗塞後に禁煙を行った方と、喫煙を続けた方それぞれの再発率に関する調査がされました。結果、禁煙をした患者の再発率は13.3%であったのに対し、煙草を吸っていた患者は19.1%と上回る数字になったのです。加えて、総死亡者数も喫煙者郡のほうが高くなっています。また、煙草を吸い続けた方の背景を見てみると、うつの症状が多く現れているという報告もされました。ストレスもまた、再発につながる要因です。心筋梗塞後に喫煙を続けているのであれば、辞めたほうが賢明といえるでしょう。

生活習慣の改善

乱れたライフスタイルは、生活習慣病を引き起こす要因です。塩分の多い食事や高カロリーな間食、運動不足、過度な飲酒、喫煙などに心当たりはないでしょうか。これらの悪習慣によってかかりうる高血圧や糖尿病、脂質異常症といった生活習慣病は、心筋梗塞のリスクを高めてしまいます。食事に関しては魚を積極的に取るようにし、適度な有酸素運動を行うようにしてみましょう。アルコールはほどほどに抑え、喫煙は辞められるよう努力が必要です。

心筋梗塞の再発予防に役立つ方法をチェック

 

心筋梗塞・狭心症を予防
するためには?