肥満が引き起こす弊害とその解消法

健康診断で、「肥満」の判定をもらったことはありませんか。そのまま放っておくと、心筋梗塞が発症・再発してしまうかもしれません。肥満であることがなぜいけないのか、その理由を知ったうえで適切な解消法を見ていきましょう。

肥満の弊害とは

肥満はどうして良くないのか

肥満とは、身体に体脂肪が過剰についてしまっている状態です。肥満体型の場合、全身にエネルギーを巡らせるためには通常の人よりも多くの血液が必要になります。それに伴い、血液を送るポンプの役割を果たす心臓は肥大化し負担に耐えようとしますが、血管が大きくなることはありません。これが高血圧の原因となり、心筋梗塞をはじめとした大きな病気を引き起こすのです。

肥満度の判定

自分が肥満かどうかを測るには、BMIを計算してみましょう。値は、体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))で求めることができます。たとえば170cmで65kgの方の場合、65÷((1.70)×(1.70))=22.5。BMIの基準値は18.5~24.9のため、22.5であれば健康的な体型といえます。この数値が、25以上だった場合には肥満、35を超えてしまうと高度肥満です。自分の身長と体重から値を求め、肥満度を判定してみてください。

ダイエットに効果的な有酸素運動

有酸素運動とは

有酸素運動とは、身体のなかに酸素を取り入れながら行う運動のことをいいます。具体的にはウォーキングやジョギング、水泳、サイクリング、エアロビクスなどがそうです。ある程度の時間、継続して身体を動かすことになるため持久力がつくのはもちろんのこと、心臓の働きを高める効果も期待されます。1回につき、ウォーキングであれば30分~1時間、水泳なら45分~1時間程度身体を動かすようにしてみましょう。

有酸素運動を行うメリット

有酸素運動のメリットは、スタミナがつくということだけではありません。体内に酸素を取り入れながら身体を動かすことで、体脂肪が効率よく分解されるのです。分解された体脂肪は脂肪酸に変わり、エネルギーとして使われます。また、有酸素運動は「気持ちよく動ける」程度でよいため、長距離ランニングのように苦しくありません。そのため、肥満解消を目指す方にとって、有酸素運動は無理なく続けられるおすすめの方法です。

減量は適切に

無理な減量は心筋梗塞の原因

肥満は心筋梗塞の発症要因のひとつですが、過激な減量もまた身体の負担になるものです。炭水化物を抜いたダイエット方法がよく聞かれますが、炭水化物を減らしてしまうとそのぶん、タンパク質や脂質が中心の食事となってしまうでしょう。高タンパク・高脂質な生活は、動脈硬化、そして心筋梗塞を引き起こす原因といわれています。心筋梗塞を予防するため、肥満体型の方に減量は避けられない課題ですが、食事のバランスには気を配るようにしてみましょう。

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