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3予防フェイズPhase

再発予防の実践と注意点

再発を予防する心臓リハビリテーション
心筋梗塞・狭心症患者の再発リスクは、女性患者だと35%。再発リスクを充分に理解し、危険因子となる生活習慣を是正することが、再発予防への一番の近道です。医師の指導のもと、心臓リハビリテーションのプログラムを日々実践して、心筋梗塞・狭心症を再発しない身体を作りましょう。

心筋梗塞・狭心症の再発リスクは?

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再発率

男性より女性のほうが再発しやすい、薬物療法と生活習慣の改善同時に行う
心筋梗塞は、発症前よりもあとのほうがかかりやすくなる病気です。その再発率は一概に何%とはいえませんが、男性よりも女性のほうが再発しやすく、薬物治療を継続しているほうが生存率が高いことがわかっています。また、再発リスクが低い手術法でも決してかからないというわけではないことなどを覚えておきましょう。再発を避けるためには生活の見直しが不可欠です。乱れた食事、喫煙、運動不足から引き起こされる生活習慣病は心筋梗塞の大きな要因。自分の暮らしを振り返り、リスクを高めてはいないか考えてみてください。

心筋梗塞・狭心症の再発要因

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生活習慣病

生活習慣の乱れを是正することにより予防できます
心筋梗塞・狭心症再発しやすい人は、高血圧・高血糖・脂質異常症・肥満・糖尿病などの生活習慣病を抱えている人。そういった生活習慣病を引き起こす要因は、喫煙習慣や過度の飲酒、運動不足、食生活の乱れです。なかでも喫煙は、血管を収縮させるので、心筋梗塞の原因になります。また過度なストレスも、血圧が高くなって心臓に負担がかかり、心筋梗塞・狭心症の再発リスクが高くなります。

2

血管攣縮

特別な誘因がなくても、だれでも起こりうる
心筋梗塞の原因として代表的なものに、生活習慣の乱れによる動脈硬化がありますが、血管が異常な収縮を起こす血管攣縮も心筋梗塞を引き起こすことがあります。心臓で血管攣縮が起こると、血流が滞ることで酸素や栄養が運ばれなくなるため、発症から20~30分で心筋梗塞になるのです。血管攣縮の自覚症状としては、胸が締め付けられるような痛み、息苦しさや動悸、腹部の痛みなどがあります。異常収縮の状態が長く続くと死亡してしまうこともあります。

 

心筋梗塞の再発予防には
「血管攣縮(れんしゅく)」は要注意

心筋梗塞の主要な原因として動脈硬化が知られていますが、もう一つの主要な原因が血管攣縮(れんしゅく)。血管攣縮とは、何らかの理由によって血管の一部が収縮し、血流の巡りが悪化して様々な弊害をもたらす症状です。心臓付近で血管攣縮を起こすと心筋梗塞を発症することもあるため、過去に心筋梗塞になったことのある人は、再発防止に向けて血管攣縮を予防することが大切となります。

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血管攣縮とは

血管攣縮とは、何らかの理由によって血管の一部が異常に収縮してしまう症状のこと。コレステロール値の高い人や動脈硬化のある人に多く発症する傾向がありますが、一方で、全くの健康体の人にも突如として発症するリスクがあると言われる非常に恐ろしい病気です。 血管攣縮は、全身のどの血管でも起こりうる可能性があります。ただ、小さな血管で攣縮が起こった場合には、さほど大事に至るわけではありません。注意すべきは、心臓の冠動脈で起こる攣縮です。

冠動脈で攣縮が起こると、心臓への血流が悪くなるか、または、血流が完全に遮断されます。その結果、最悪の場合は発症から20~30分の間に心筋梗塞を併発し、処置が遅れると死亡する可能性もあります。

 

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心筋梗塞の既往歴がある方は要注意

血管攣縮は、何の前触れもなく健康な人にでも発症する病気です。ただし傾向としては、コレステロール値の高い人、ストレスや過労が蓄積した人、動脈硬化を持っている人、過去に心筋梗塞を起こしたことがある人などに多いとされています。これら傾向の中で、特に、心筋梗塞の既往歴がある人については特に注意が必要でしょう。なぜならば、過去の心筋梗塞において、すでに心臓がダメージを受けている可能性があるからです。

心筋梗塞は、初発時よりも再発時のほうが死亡率が高いとされています。過去に心筋梗塞を患ったことのある方は、血管攣縮に十分注意して過ごす必要があるでしょう。

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血管攣縮を予防する「小林式EPA」とは

長らく血管攣縮の直接的原因は特定されていませんでしたが、近年、山口大学の小林誠教授らの研究グループが、細胞に存在するSPCという物質が血管攣縮に関わっていることを解明。この研究の過程の中で、小林教授らは血管攣縮の一連の流れを阻害する物質「小林式EPA」の抽出にも成功しました。

EPAとは、もともと青魚などに含まれる脂質の一種。教授らは、これを特殊な方法で抽出することによって、血管攣縮の予防・改善効果をもたらす成分へと発展させました。

血管攣縮は、狭心症や心筋梗塞などの主要な原因。「小林式EPA」の誕生は、心臓疾患の治療法に新たな地平を切り開いたとして、世界中の医学会から注目を集めています。

 

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心筋梗塞・狭心症の再発予防対策

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日常生活で注意すべきこと

心筋梗塞の再発を予防するには、普段の生活習慣から気を配ることが大事です。今までの暮らしを振り返り、再発りすくを高める生活習慣を是正することが必要となります。日常生活で注意すべきことに関して幅広く紹介しています。ご自身の状況と照らし合わせて注意事項をチェックしてみましょう。

心筋梗塞の再発予防には食事が重要

腹八分目に、塩分コントロール
一度心筋梗塞になると、どうしても心臓は弱ってしまいます。また、発症前の生活を繰り返していたのでは再発リスクも付いて回るものです。再発予防のためにも、食事は大きな要といえるでしょう。まずは自分の理想体重を知り、そこに向けて無理のない範囲で食事の見直しを行います。塩分の摂りすぎや食物繊維の不足に注意しながら、血液の詰まりを防ぐような食卓を目指してみてください。

心筋梗塞の再発を予防するには
禁煙は大事

タバコは百害あって一利なし、禁煙指導も受けましょう
心筋梗塞の発症リスクや再発率を高める要因に、喫煙があります。煙草をやめようにもなかなか継続できない場合は、ニコチン依存症かもしれません。その際、自分ひとりで行うのではなく、クリニックで禁煙指導を受けるのもひとつの選択肢です。もしも煙草をやめたあとの体重増加を気にして禁煙をためらっているのであれば、自分の身体のことを今一度考え、天秤にかけてみてください。

心筋梗塞後に安全に運動するには

運動は体調に合わせて
心筋梗塞後の運動は、適度であれば肥満や動脈硬化の解消に効果的であり、再発予防にもつながります。しかし、心臓に過度に負担をかけてしまう運動はやめましょう。心臓への負担が大きくなることで、発作が起こることがあるためです。具体的に避けるべき運動としては、無酸素運動や高い運動強度のものがあげられます。こうした運動は肥満解消に効果的と思っている方も多いですが、脂肪燃焼のためには有酸素運動を長期間続けることが大切です。そのため、自分の体調をみながら運動強度を決めるようにしましょう。

ダイエットで心筋梗塞の再発を予防する

有酸素運動などを取り入れ、健康的に減量
心筋梗塞を引き起こす要因のひとつに、肥満があります。肥満とは、単に見た目がふくよかな方を指すのではありません。一度BMI値を計算してみて、自分がどの程度の肥満なのかを把握しておく必要があるでしょう。また、肥満体型の場合、体中に栄養を行き渡らせるため、心臓に多くの負担がかかることになります。太っていることが原因で再び床に伏すことのないよう、生活に有酸素運動などを取り入れ、健康的な減量を目指してみてください。

心筋梗塞からの退院後の仕事復帰の心構えとは?

肉体労働を避けて無理せず働く
心筋梗塞になってしまった方でも、リハビリを進めていくことで職場復帰をすることが可能です。しかし、心筋梗塞後は以前と体の状態が異なるため、仕事の取り組み方に注意していく必要があります。たとえば、肉体労働など体に負担がかかる仕事は避け、場合によっては事務職に異動させてもらうようにしましょう。また、営業職やサービス業はストレスがかかります。ストレスは心筋梗塞を再発させることもあるため、注意しましょう。

心筋梗塞後の運転の心構えとは?

無理は禁物。自分の体調に合わせる
心筋梗塞後に職場復帰や日常生活を満足に送るために運転が必要になる方もいるでしょう。もちろん、リハビリを進めていくことで運転もできるようになるのですが、再発の危険もあるため注意が必要です。運転により心筋梗塞の発作が起こることもあるので、発作の可能性を高める要因を取り除くなどの工夫をしましょう。また、運転ができるようになるまでは手術を行ってから一定の期間がかかります。医師から許可を貰っても無理をする必要はありません。徐々に慣らしていくようにしましょう。

ストレスを軽減して心筋梗塞の再発予防

ストレスを溜めない生活を意識
ストレスを食事バランスに気を配り、煙草やアルコールを辞めたとしても、心筋梗塞が再発してしまうことがあります。それは、本人の性格や精神状態も影響するためです。怒りっぽくせっかちで責任感の強い方は、生活のなかでたくさんのストレスを感じてしまいます。突然性格を変えることはできませんが、適度な運動や森林浴などでリラックスし、ストレスを軽減することは可能です。また心臓に負担をかけるような行動は避け、心身を労わるよう気を配ってみてください。

心筋梗塞の持病があっても旅行を楽しむコツとは?

万が一の時を想定して移動方法や宿泊先を選ぶ
心筋梗塞の回復後には以前と同じく旅行を楽しむことができます。しかし、その際は体への負担を考えて旅行プランを立てることが大切です。飛行機での移動は心臓への負担になるため、回復後から間もない時期は避けるようにしましょう。また、利用する場合もできるだけ移動時間が短い便を選ぶようにしてください。旅行プランは余裕を持って立てるとストレスや不安を軽減することができます。移動が多くなってしまうと負担が大きくなるため、注意しましょう。

心筋梗塞後にペット飼育をするべきか

精神面の安定作用あり、心臓へよい影響
ペット飼育はペットを飼いたくても、心筋梗塞で倒れたあとでは、再発リスクが心配で飼育をためらってしまうかもしれません。しかし、ペット飼育は心筋梗塞の再発リスクを下げることや、生存率を上げること、ストレスを軽減する効果があることなどさまざまなメリットがあると報告されています。ただし、心不全の方の場合、大型犬を飼うのは難しいというデメリットや、アレルギー出現のリスクもあるものです。利点と欠点のどちらも知ったうえで、ペット飼育について考えてみましょう。

その他の心筋梗塞の再発予防に役立つ生活習慣

睡眠から水分量の摂取、様々な面に注意を
心筋梗塞後には生活習慣を見直すことが大切です。発作の原因となる生活習慣を知ることで再発予防の対策もとりやすくなります。普段の生活のなかで取り組めるものも多いため、できるものから始めていきましょう。たとえば、バランスの良い食事を摂ることは、心筋梗塞の要因である高血圧や動脈硬化、肥満の改善につながります。また、青魚に含まれているDHAやEPAは血液をサラサラにする効果が期待できるため、積極的に摂りたいところです。

 

心筋梗塞・狭心症を予防
するためには?