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運動不足

生活習慣病につながり、心筋梗塞や狭心症のリスクを高める
運動不足は生活習慣病を引き起こし、心筋梗塞や狭心症などの発症リスクを高めると言われています。この記事を読んでいる人の中にも、運動不足が気になっている人もいるのではないでしょうか?そこで、そもそも運動不足とはどのような状態を言うのか、そしてなぜ運動不足が心筋梗塞や狭心症などに繋がってしまうのかを紹介します。さらに、運動不足への対策も紹介していますので、ぜひ実践してみることをおすすめします。

 

運動不足の現状

 

男性では30代、女性では20代が運動不足

国民栄養調査では、「運動習慣者」を「週2回以上、1回30分以上の運動を1年以上継続している者」と定義しています。平成29年の調査によると、運動習慣のある人の割合は男性で35.9%、女性では28.6%。年代別に見ると、最も低いのは男性で30代(14.7%)、女性では20代(11.6%)となっています。反面、最も運動習慣のある年代は男女とも70代で、男性が45.8%、女性が42.3%という結果です。

「健康日本21(第二次)」によると、運動習慣者の目標値は20〜64代で男性36%、女性で33%。65歳以上は男性が58%、女性が48%とされています。

 
 

身体活動量を増やすには歩数を増やすのが効果的

運動として非常に取り入れやすく、多くの人が実施しているのがウォーキング。歩数を増やすことは日常生活における身体活動量を増やすためにもおすすめされている方法です。この歩数に関するデータもご紹介します。

平成29年度の国民栄養調査によると、1日あたりの歩数の平均値は男性では6,864歩、女性で5,867歩となっており、10年間で大きな増減は見られない、という結果が報告されています。また、20歳から64歳の平均歩数は男性が7,636歩であり、女性は6,657歩。65歳以上においては男性が5,597歩、女性が4,726歩となっています(健康21の目標値は、20歳〜64歳の男性が9,000歩、女性が8,500歩。65歳以上が男性7,000歩、女性が6,000歩と設定されています)。

 

 

 

運動不足が危険な理由

 

1Danger

生活習慣病のリスクを高める

運動不足は狭心症や心筋梗塞における危険因子のひとつとされています。他にも危険因子としては喫煙や脂肪分・塩分過多の食生活が挙げられています。

運動不足に陥ると、血液中の悪玉コレステロールが増えることによって内臓脂肪がたまりやすくなります。内臓脂肪が貯まると、ホルモンなどの作用により高血圧症や脂質異常症、糖尿病といった生活習慣病への罹患リスクが高くなってしまいます。このように血中の糖や脂肪によって冠動脈を痛めてしまい、心筋梗塞や狭心症の発症につながるとされています。

 
 

2Danger

運動不足は不整脈の原因にも

運動と心臓には密接なつながりがあり、特に有酸素運動が不足すると、心臓に悪い影響を与えてしまうと考えられています。

運動をしない生活を続けていると、全身の筋肉が徐々に衰えていきます。心臓も筋肉でできているものですから、全身の筋肉の低下に伴って心筋も衰えてしまうと考えられているのです。心筋が衰えると、拍動も弱まってしまうことで心臓から送り出される血液量も少なくなるため、必要な部分に血液が届くまでに時間がかかるようになります。

運動不足による筋力低下に、老化の影響が加わると、さらに筋肉が衰えるスピードは増していきます。

 

運動不足への対策は?

 

まずは適度な運動から

運動不足を解消するために、いきなり激しい運動からスタートするのはおすすめできません。おすすめなのは、歩くことはもちろん、ゆっくりしたジョギングや軽い水泳などの有酸素運動です。疲れない程度の運動を1週間に3回から4回、1回あたり30分以上を目安に行うと無理なく続けられるのではないでしょうか。もちろん、毎日30分程度の運動を行うことはおすすめです。

短距離走や重量挙げ、腕立て伏せのような、瞬発力が必要な運動は避けてください。無理のない程度の有酸素運動を自分のペースで続けていくことにより、徐々に運動量を増やすことができるはずです。

 
 

深夜や早朝は避けて運動を

運動を行う時間は、早朝や深夜はなるべく避けたほうが良いようです。これは、日中と比較すると早朝・深夜は冠動脈が収縮していることが多いため。なるべく心臓に負担がかからないように行う必要があるため、起きてすぐに運動するのではなく、起きてから1時間程度経過したころに運動をスタートすると良いでしょう。

また、寒い季節には体を急に冷やさないように注意が必要です。冬は特に血圧が上がりやすい季節であることが知られており、心筋梗塞を発症しやすい季節でもあります。そのため、寒い時期に運動を行う場合には、ウォーミングアップを十分に行うように心がけてください。

 

 

心筋梗塞・狭心症を予防
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