糖質過多

糖質過多は食後高血糖や生活習慣病につながる
糖質とは、穀類やイモ類などに多く含まれ、エネルギー源として使われている栄養素です。近年「糖質制限ダイエット」が話題となり、糖質について耳にしたことがある人も多いでしょう。この糖質は、過剰に摂取しすぎると食後高血糖や生活習慣病に繋がり、心筋梗塞や狭心症のリスクをあげると考えられています。そこで、糖質と心筋梗塞・狭心症の関係につい説明していきます。

 

糖質とは?

 

炭水化物から食物繊維を除いたもの

食品表示基準によると、糖質とは食物繊維の量を抜いたもの、と定義されています(糖質=炭水化物-食物繊維)。「糖質」と言っても、その中には単糖類(ブドウ糖や果糖)、二糖類(ショ糖や乳糖)、多糖類(オリゴ糖、でんぷん、デキストリンなど)、糖アルコール(還元麦芽糖水あめ、エリスリトール、マルチトール、キシリトールなど)というように、多くの種類が含まれています。

 
 

米やパンなどに含まれるエネルギー源

糖質とは、穀類やイモ類、砂糖、果物などに多く含まれているものです。この糖類を摂取すると体内で消化吸収され、エネルギー源として使用されることから、生きていく上で欠かすことができない栄養素です。

糖質の摂取量は、1食あたり20〜40gが目安。間食では10g程度に抑え、1日あたり70〜130gに抑えるように心がけましょう。糖質過多になるのはもちろん良くありませんが、不足しすぎるのも健康に悪影響を及ぼします。糖質が不足すると体力低下や疲労感が見られることがある反面、過剰な摂取が続いた場合は、肥満や生活習慣病の原因となる可能性が指摘されています。このことから、糖類は適切な量の摂取を心がけることが必要とされています。

 

 

 

糖質の過剰摂取が危険な理由

 

1Danger

食後高血糖の原因に

食事や間食で糖質を摂取すると、ブドウ糖として血管に入ることで全身のエネルギー源となることが知られていますが、糖質を摂取しすぎると血液中のブドウ糖が過剰に増加することになります。通常、余分なブドウ糖は肝臓に取り込まれていますが、ブドウ糖の量が多くなりすぎると肝臓への吸収が追いつきません。この状態になると血液中のブドウ糖の濃度である血糖値が高くなりすぎる「食後高血糖」と呼ばれる状態になります。

食後高血糖が起きると、血管にストレスを与えてしまうため、心筋梗塞や狭心症のリスクを高めてしまうことにつながります。

 
 

2Danger

糖質過多は肥満につながる可能性

また、糖質を摂りすぎると肥満のリスクも上昇します。上記で説明した通り、血液中にある過剰なブドウ糖は肝臓に吸収されません。血液中に残ったブドウ糖は中性脂肪に変化することによって、脂肪組織として蓄積されることになってしまいます。

肥満は、さまざまな疾患のリスクを上げることが知られています。特に生活習慣病を引き起こすことが知られていますが、放置してしまうと血管を傷つける、もろくするなどして動脈硬化を引き起こし、心筋梗塞などの重大な疾患に繋がってしまう可能性もあります。

 

糖質過多への対策は?

 

バランスの良い食生活を心がける

まずは、バランスの良い食事を心がけることが大切です。エネルギー源となるたんぱく質や脂質、糖質をしっかりと摂取することは生活習慣病などの予防につながりますので、自分はどの程度の量を摂取するのが正しいのかを知っておきましょう。

飲酒の習慣がある人は、お酒の種類に気を使ってみることもおすすめします。例えばウイスキーなどの蒸留酒は糖質を含まないため、糖質量を気にする必要がありません。ただし、適正の飲酒量の範囲で楽しむことが大切です。また、おかずの量を調整することで、ビールや日本酒を少しずつ楽しむ、という方法もあります。

 
 

極端な糖質制限も悪影響を及ぼす

ただし、糖質を摂りすぎないことを意識するばかりに、糖質を全く摂らないのも良くありません。極端な糖質制限は、のちにリバウンドする可能性もあると考えられていますし、血中でケトン体の値が上昇するということも言われています。

糖質は人が生きていくエネルギー源として使われるものですから、不足すると疲れやすいなどの症状が出てくることがあります。摂りすぎも良くありませんが、不足しすぎても体に影響を与えてしまうため、極端な制限をするのではなく、適切な量をバランスよく摂取するようにしましょう。

 

 

心筋梗塞・狭心症を予防
するためには?

B!ブックマーク Twitter Facebook LINE