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アルコール

高血圧症を引き起こし心筋梗塞や狭心症のリスクに
ビールや日本酒、ワインなどのお酒に含まれる「アルコール」は、デンプンや糖の発酵により生成される物質です。アルコール摂取の際にはその量に注意する必要があり、過剰に摂取すると高血圧など健康にさまざまな影響を与えることがわかっています。高血圧になると心臓に負担がかかることにより、心筋梗塞や狭心症のリスクが高くなるといわれています。

 

アルコールとは?

 

お酒に含まれるのは「エチルアルコール」

「アルコール」とは、広義にはエチルアルコールやメチルアルコールなど、アルコール類の総称を指します。一般的にアルコールと言ったときにはお酒を連想する人が多いですが、お酒に含まれるのは「エチルアルコール」と呼ばれるアルコールの一種です。このエチルアルコールはデンプンや糖の発酵によって生成されます。 エチルアルコールを1度(1%)以上含む飲料をお酒と呼び、日本酒やビール、ウィスキー、果実酒など様々な種類があります。

 
 

アルコールは大部分が肝臓で代謝される

アルコールを摂取すると、胃でおよそ20%、小腸で約80%が吸収され、血液に入って全身に行き渡ることになります。その後アルコールの大部分が肝臓でアセトアルデヒドを経て、アセテートという形に分解されます。 このアセテートは、血液に乗って全身をめぐり、水と二酸化炭素に分解されて体外に排出されますが、摂取したアルコールの2%から10%が呼気や尿、汗として排泄されています。

 

適度なアルコール摂取であれば問題は少ない

 

アルコールは全てが悪い方向に働くものではなく、「適度な摂取量であれば、心臓関連死のリスクが減る」という意見もありますも。この「適度な摂取量」は、男性であれば2ドリンク、女性であれば1ドリンクが目安とされています。1ドリンクの目安は下記の通りです。

  • ビール・発泡酒 250ml

  • チューハイ(7%) 180ml

  • 焼酎 50ml

  • 日本酒 80ml

  • ウイスキー 30ml

  • ワイン 100ml

ただし、この数字はあくまで目安とされているため、体質や体格によって適切とされる量は異なります。そのため、上記の量を守っていたとしても、本当に循環器疾患に良い影響を与えているかどうかはわかりにくいため、かかりつけの医師などに確認してみると良いでしょう。

 

 

アルコールの過剰摂取が危険な理由

 

1Danger

過度な飲酒は高血圧症の原因

過度の飲酒は循環器疾患関連死を増大させます。 さらに、日々の飲酒量が多ければ多いほど血圧が上がり、高血圧症を発症するリスクが高くなるという点も指摘されているのです。

アルコールの過剰摂取で血圧が上がってしまうのは、血管の収縮反応が高まることや、交感神経が活発に働くことで心臓の拍動を速める、さらに腎臓からマグネシウムやカルシウムが失われることが関連されているとされています。この高血圧症は心臓に負担をかけて、心筋梗塞や狭心症のリスクを高めてしまうため、過度な飲酒には注意することが求められています。

 
 

2Danger

生活習慣病や依存症の危険も

飲酒すると酔っ払ってしまうのは、アルコールの働きによるもの。血液に溶け込んで脳まで運ばれたアルコールは、脳を麻痺させます。この麻痺している状態が「酔っ払う」という状態です。酔っている状態は6段階に分けられており、最も酔っている昏睡期になってしまうと呼吸困難に陥り、命に関わる可能性もあります。

また、アルコールを長期間・大量に飲み続けると、生活習慣病の原因になるばかりかアルコール依存症に陥る可能性も。飲酒に対するコントロールを失ってしまうことで、暴力的な行動を取るなど多くの問題が生じてきます。このような状況を防ぐためにも、適度な飲酒量を守ることは非常に大切であると言えます。

 

アルコールの影響への対策は?

 

適度な飲酒は周りとのコミュニケーションを円滑にしますし、上記で説明した通り健康にも良い影響を与えることがわかっています。そのため、どうしてもお酒を飲む機会をゼロにするのが難しい人もいるかもしれません。そこで、アルコールによるリスクを少しでも減らすためにできることを考えてみましょう。

 

「適量」で楽しむ

アルコールによるリスクを減少させるためには、まずは飲みすぎないということを心がけましょう。自分にとって適切な量を知った上でアルコールを楽しむことをおすすめします。さらに、適量はそれぞれの人で異なりますので、飲み会などで他の人にも無理に勧めないということも大切です。

 
 

高血圧が気になる場合は飲酒制限を

長期にわたる飲酒が血圧の上昇に影響するデータがある一方、飲酒を制限することによって血圧低下が期待できることもわかっています。そのため、これまで飲んできたお酒の量を見直し、適切な量に制限しながら楽しむということも必要なことであると言えるでしょう。

 

 

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