不整脈予防のために昼の注意事項

不整脈を持病に持つ方は、日中の「水の飲み方」に注意が必要。たくさん飲めば飲むほど良い、というものではありません。水との適切な付き合い方を理解しましょう。あわせて、弱った横隔膜の鍛錬が不整脈予防に効果的であることも知っておきましょう。以下では、不整脈の発作を予防するために、昼にできることをまとめました。

不整脈の人が注意すべき「水の飲み方」

心臓に持病を持っている方の多くは、昼の間、こまめに水分補給を行なっています。適度な水分補給によって血液がドロドロになることを防ぐため、不整脈や心筋梗塞などに予防に欠かせない習慣と言えるでしょう。
また、不整脈の発作が起こったとき、冷たい水を飲むことで発作が抑えられることも知られています。冷たい水が体内に入ると、迷走神経と呼ばれる神経組織が刺激されます。この迷走神経は副交感神経と密接な関わりを持つ神経組織なので、冷たい水を飲むことによって副交感神経にも影響が及びます。その結果、交感神経の働きが低下して不整脈の発作を抑える、というメカニズムです。これはバルサルバ療法と呼ばれる治療法で、実際に医療現場でも活用されています。
このように、心臓に持病を持つ人にとっては、水分補給がとても重要な要素。ただし、水を飲めば飲むほど良いというわけではないので、その点は注意しましょう。過剰な水分補給は、かえって心筋梗塞の要因になることもあるので要注意です。
また就寝前の水分補給にも要注意。睡眠中は汗などを通じて大量の水分が体から抜けていきます。そのため、血液がドロドロになることを予防しようと、就寝前に大量の水を飲む人もいるようです。
しかしながら血液は、水を飲めば飲むほどサラサラになるというものではありません。血液に回らなかった水分は尿となるため、就寝前の大量の水分補給は夜間頻尿を起こす恐れがあります。特に冬場の夜間、トイレで不整脈や心筋梗塞を起こす人が多いことは周知の事実。夜間の血液をサラサラにするよりも、夜間のトイレの回数を減らすほうが、不整脈や心筋梗塞の予防になると心得ておきましょう。
昼間にこまめな水分補給を行なっているならば、就寝前は口の中を潤す程度で十分です。

不整脈の発作を予防する「お腹へこませ運動」

不整脈を患う患者の多くは、横隔膜の働きが弱い傾向があります。横隔膜とは、胸とお腹を二分している平面状の筋肉組織。上下に運動することによって、リズミカルな呼吸を助ける役割があります。
この横隔膜の働きが弱いと、呼吸も弱くなります。そのため日中に息苦しさを感じたり、場合によっては不整脈を誘発したりすることもあります。 日中の不整脈を予防するためには、横隔膜を鍛えることが有効。横隔膜を鍛えるために「お腹へこませ運動」を毎日実践していきましょう。

お腹へこませ運動とは
お腹へこませ運動とは、文字通りお腹をへこませる運動のこと。ただし、単にお腹をへこませるのではなく、呼吸とからめながらお腹をへこませます。要領は次の通り。

  • 息をゆっくりと吸いながら、その間にお腹をへこませて、戻す
  • 息をゆっくりと吐きながら、その間にお腹をへこませて、戻す

以上です。
「吸って、吐く」という一往復の呼吸に対して、「へこませる、戻す、へこませる、戻す」という二往復の運動が必要となります。言葉で言えば簡単なのですが、実際にやってみると意外に難しいかも知れません。慣れるまで何度も練習してみましょう。

「お腹へこませ運動」を毎日続ければ、確実に横隔膜が鍛えられていきます。横隔膜が強くなれば、呼吸も強くなります。結果、副交感神経が優位になり、昼の不整脈や心筋梗塞の予防にもつながるでしょう。

不整脈の治療法に新たな地平
~小林式EPAとは~

不整脈の発作の大きな原因の一つに、血管の異常な収縮があります。この症状を、血管攣縮(れんしゅく)と言います。血管攣縮を発症すると、その患部では血液が流れにくくなります。その結果、不整脈や心筋梗塞などを誘発していまします。 血管攣縮の原因物質は、細胞膜を構成する脂質の一種「SPC」と呼ばれる物質。この「SPC」が血管を収縮させる酵素を発生させるために、血管攣縮が起こると言われています。
血管攣縮における「SPC」の働きを解明したのは、山口大学の小林誠教授のチーム。小林教授は「SPC」の研究過程で、さらに画期的な発見をしました。それが、EPAによる血管攣縮の抑制効果です。 EPAとは、イワシやサンマなどの青魚に含まれる脂質成分の一種。以前から血液をサラサラにする効果があることで知られています。小林教授のチームは、このEPAに攣縮を起こした血管を拡張させる働きを発見。血管攣縮に対する新たな治療法の地平を開いたのです。
なおEPAは、その抽出精製の過程で熱を加えられると「シス体」と呼ばれる組織が崩れしてしまいます。「シス体」が崩れると、血管攣縮の改善効果は大幅に薄れます。小林教授は、その点にも注目。チームでの研究の末、ついに「シス体」を崩さない状態でEPAを抽出精製することに成功しました。こうして抽出されたEPAを、普通のEPAと区別して「小林式EPA」と呼んでいます。 「小林式EPA」が不整脈の臨床現場で積極的に活用される時代も、もう遠くはないでしょう。

注目の成分「小林式EPA」開発の経緯やメカニズム、また、唯一「小林式EPA」が配合されている商品の説明は以下のサイトで確認してください。

 

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