期外収縮とは?

人間の脈は、規則正しくドクドクと打っています。期外収縮は、この規則正しいリズムが、時折乱れることです。乱れ方として、ドク、ドク、ドドクンと、一拍速くなるものや、ドク、(脈が触れない)、ドクと一拍飛ぶものがあります。健康な人でも、気がつかないうちにこのような期外収縮が生じていて、胸に違和感や痛みを感じる場合も。この期外収縮による脈の乱れはとぎれとぎれ起きる場合がほとんどですが、連続して起こると血圧が急激に下がったり、動悸やめまいなどが生じたりする場合もあります。

心房性期外収縮

心房性期外収縮は、持病を持たない人にもしばしば生じる不整脈です。自覚症状はないことが多く、ストレスや喫煙などにより増加する場合があります。胸がモヤモヤするような感覚や、痛みに似た感覚があったら、心房性期外収縮かもしれません。

心房性期外収縮のしくみと症状

心臓は、体全身を周ってきた血液を受け取る心房と、体全身へ血液を送る心室に分けられます。心臓が規則正しいリズムで脈拍を打つために、心房から心室にかけて電気が流れています。この電気の流れが乱れ、一拍急に速くなったり、遅くなったりすることが、期外収縮が生じる原因。その電気の乱れが心房で起これば心房性期外収縮、心室で起きれば心室性期外収縮です。心房性期外収縮は、胸の違和感や痛みなどを自覚する場合もあります。飲酒や喫煙、カフェインの取りすぎなどで発生しやすいため、自覚症状がある人は控えるようにしましょう。

心房性期外収縮の危険性

心房性期外収縮は、持病のない人にも無自覚に起こっていることが多く、特に治療が必要ないケースがほとんどです。飲酒やカフェインの過剰摂取、ストレスの増大などが誘因となることもあります。思い当たる節がある人は、お酒やコーヒーを控えるようにしましょう。また、肺に持病がある人にも生じやすくなります。肺の疾患の治療が主となるので、専門医にしっかりと相談し、治療を受けるようにしましょう。

心室性期外収縮

心室性期外収縮は、持病のない人にも生じることがあります。特に高齢者に多いです。ストレスやカフェイン、飲酒により生じやすくなるでしょう。心房性期外収縮と異なり、心筋梗塞や狭心症、弁膜症などの心臓病を持っている人には、特に生じやすくなります。

心室性期外収縮の症状と
メカニズム

心房性期外収縮は、心房による電気の乱れでしたが、心室性期外収縮は心室による電気の乱れにより生じます。持病のない人の場合、一拍だけ生じるため自覚症状がない場合が多く、治療の必要はありません。しかし、心拍の乱れが頻繁に起こり、自覚症状が強い場合には、内服薬による治療を勧められることがあります。心筋梗塞や狭心症などの心臓病を患っている人は、心室性期外収縮が起こりやすい傾向にあるでしょう。これらの持病が悪化すると、特に起こりやすくなります。胸にモヤモヤ感や痛みが増えてきたと感じたら、必ず主治医に相談するようにしましょう。

心室性期外収縮の危険性

持病がなく自覚症状がない人の心室性期外収縮は、ほとんど心配ありません。ただし、持病がなくとも自覚症状が強く、生活に支障をきたす場合には、内服薬による治療を勧められることもあります。心房性期外収縮と同様、ストレスや飲酒、カフェインの過剰摂取によって生じやすくなるため、心当たりがある人は控えるようにしましょう。心筋梗塞や狭心症などの持病がある人は、特に注意が必要です。心室性期外収縮が頻繁に起こると、心室頻拍や心室細動など命に関わる不整脈に発展することがあります。このような場合には持病が悪化している可能性もあるため、早めに診察を受けることが大切です。

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