不整脈の原因

不整脈が起こる原因にはいくつかの種類がありますが、もっとも多いのは年齢や体質に起因するもの。つまり、心臓病とは直接的な関係のない原因です。中年以上の年齢だと、ほとんどの人に毎日1~2回の不整脈が発見されます。また、心筋梗塞後は不整脈が起こりやすい状態のため、日々の生活の中で注意することが大切です。不整脈の原因については、下記に詳しくまとめたので参考にしてみてください。

参照元:国立循環器病研究センター「なぜ不整脈が起こるのか」
http://www.ncvc.go.jp/cvdinfo/pamphlet/heart/pamph06.html

心臓の不調

不整脈は心臓の不調により生じる場合があります。具体的には心筋梗塞や狭心症、弁膜症などです。これらの病気は、心臓を栄養する冠動脈が詰まったり細くなったりすることにより、心臓の組織へダメージを与えます。心臓を流れる電気が乱れやすくなってしまい、不整脈を引き起こしやすくなるのです。弁膜症では心臓の中にある弁の締まりが悪くなり、血液が逆流しやすくなります。その結果、心臓を流れる電気が、弁の周りをグルグルと回りやすくなり、心房細動を引き起こしやすくなるのです。

高血圧

高血圧は、全身を巡る血管に負担をかけます。全身を巡った血液は心臓へ戻ってくるため、高い血圧は心臓への負担も大きくなるのです。そのため、高血圧の状態が続くと、心臓への負担をかけ続け、心臓の組織全体が弱ってしまいます。これが心不全です。心不全は不整脈の原因となるため、高血圧の状態を放置すると不整脈の原因になるといえます。高血圧を放置することなく、しっかりと治療を受けるようにしましょう。

肺の病気

長期間の喫煙などで肺に慢性的な炎症を引き起こす病気を、慢性閉塞性肺疾患といいます。息切れや疲れやすさ、咳や痰などの症状があり、常に酸素が不足している状態が続くため、心臓が血液を送り続ける必要があるのです。そのため、心臓への負担が大きく、不整脈が出やすいとされています。また、エコノミー症候群ともよばれる肺塞栓症は、足などにできた血の塊が肺に詰まることで発症。肺の血管が詰まることで心臓へ血液が送られづらくなり、心臓が空打ち状態となるため、心臓への負担が大きくなります。そのため、肺塞栓症でも不整脈が出やすくなるのです。

甲状腺の異常

甲状腺ホルモンは、体の代謝を良くするホルモンで、体を元気にするホルモンです。甲状腺機能低下症となって甲状腺ホルモンが低下すると、無力感や倦怠感などの症状が生じます。反対に、甲状腺機能亢進症となると、甲状腺ホルモンが過剰に分泌されるため、発汗が多量になり食欲が増加。心臓も強く激しく動こうとするため、脈が速くなったり、電気の流れが乱れたりするなど、不整脈が生じやすくなります。

運動後

心臓は、心臓に流れる電気により、規則正しい脈を打っています。しかし、その電気の流れは完璧ではなく、乱れることもあるのです。心臓病などの基礎疾患がなくても、不整脈は生じます。特に、運動しているときには、心臓は頑張って血液を全身に送ろうとするため、不整脈が出やすくなるのです。心配いらないことが多いのですが、胸の違和感や痛みなどを伴う場合は、一度医師に相談してみましょう。

原因がわからない場合

運動をしているときは交感神経が働き、脈が打つ回数は増加するのですが、リラックスしているときは副交感神経が働き、脈が打つ回数は減少します。このように、交感神経と副交感神経の働きにより、心臓の拍動が増えたり減ったりするのです。しかし、なかには心臓病や甲状腺の病気などの原因がなくても不整脈が生じることがあります。このケースでは、過度なストレスが加わり、気がつかない間に交感神経が働くことで不整脈が生じていることが多いです。ストレスが少しでも軽減されると、不整脈の頻度が減る可能性があります。

心筋梗塞の後遺症としての不整脈を詳しく見る

 

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