心筋梗塞・狭心症にならないために【完全予防ガイド】
心筋梗塞・狭心症は治療から予防の時代
~最前線予防情報~
かつては、死に直結する病気として恐れられていた心筋梗塞と狭心症。医療技術の向上により、今や予防できる時代になりました。このサイトでは、その発症メカニズムと危険因子、最新治療法から予防法まで、抑えておきたいポイントを網羅しています。ぜひお役立てください。
心筋梗塞と狭心症は、冠動脈が詰まる病気で、主な原因は、動脈硬化と血管攣縮(れんしゅく)です。発生のメカニズムや是正法を正しく理解することで、心筋梗塞や狭心症が予防できます。
動脈硬化とは、血管がしなやかさを失い、もろくなった状態のことをいいます。血管内で狭窄・閉塞を起こし、その先の血管に充分な血液が運ばれなくなると、心筋梗塞や狭心症が発症します。
動脈硬化の危険因子は、高血圧、脂質異常症、糖尿病、肥満、喫煙、ストレスなどがあります。これらの危険因子をなくすには、「食事」「運動」「禁煙」「ストレス解消」などをキーワードに、生活習慣を改善することが欠かせません。心筋梗塞と動脈硬化の関係性は一般的に知られ、すでに生活習慣の改善に取り組んでいる方も多くいらっしゃると思います。
心筋梗塞を引き起こすもう一つの原因として知っておきたいのが、血管攣縮です。
血管攣縮とは、何らかの理由によって血管の一部が異常に収縮することです。攣縮することにより、冠動脈が急に狭くなったり、完全に詰まってしまった場合もあります。
血管攣縮の怖いところは、健康な人にも前触れなく起こることです。また、既に動脈硬化により狭くなった血管に異常収縮が起こると、血流が途切れ、命に関わる相当危険な状態になる恐れもあります。
最近、血管攣縮のメカニズムが解明され、根本から抑制できる成分も発見されました。
1予防フェイズPhase
心筋梗塞を引き起こす二つの原因:血管攣縮と動脈硬化。動脈硬化は動脈硬化の危険因子には、高血圧、脂質異常症、糖尿病、肥満、喫煙、ストレスなどがあります。これらの危険因子をなくすには、「食事」「運動」「禁煙」「ストレス解消」などをキーワードに、生活習慣を改善することが欠かせません。
血管攣縮は、危険因子を抱えていない健康な人でも起こりえます。ある日突然、攣縮により冠動脈が詰まり、心筋梗塞が発症することが冠攣縮の怖いところです。根本から攣縮を防げる手段をとって、未然に防ぐことが大事です。
心臓の表面を走行する比較的太い冠動脈が一過性に異常に収縮する状態です。冠動脈が攣縮により、完全に、または、ほぼ完全に閉塞されると、心筋虚血が生じ、狭心症発作が起きます。冠動脈が詰まる時間が長く、血流が途絶えた場合、急性心筋梗塞が発症してしまい、突然死に至る可能性もあります。
血管拡張などの薬物の耐性やリバウンド効果が問題視されています。さらに、正常な血管収縮も抑制してしまい、血圧が低下するなどのさまざまな副作用もあります。冠攣縮を抑える表面的な対策法としか言えません。
こうした従来の血管攣縮の治療薬に対し、山口大学の小林誠教授のチームは、血管攣縮のメカニズムを解明し、異常な収縮のみ抑制する成分を抽出できました。その成分の原料は生魚に多く含まれるEPAですが、特殊な方法で抽出することで、EPAの吸収力を高め、血管攣縮の治療に特化した成分へと仕上げました。他の一般的なEPAと区別して「小林式EPA」と命名されました。血管の異常収縮を抑制できる唯一の成分として高く評価され、二つの特許も取得しています。
注目の成分「小林式EPA」開発の経緯やメカニズム、また、唯一「小林式EPA」が配合されている商品の説明は以下のサイトで確認してください。
心筋梗塞は動脈硬化によって血管が硬くなったり、狭くなったりするほか、血栓ができて血流が阻害され心筋への酸素供給が不十分となることで引き起こされます。そのため、心筋梗塞を予防するには動脈硬化の進行を抑制することが大切です。食生活から温度調節まで、さまざまな点に注意しながら生活習慣を改善することを意識しましょう。
納豆の生成過程で生まれた、ネバネバの成分。たんぱく質分解酵素「ウロキナーゼ」を活性化させて、血栓を溶かして、血液をサラサラに。ナットウキナーゼは、優れた健康成分。そのほかにどんな効果があるのでしょうか。
第六の栄養素とも言われる、食物繊維。コレステロールや腸内環境を調整する働きがあり、血糖値を緩やかに上昇させて生活習慣病の予防に効果的です。野菜や豆、穀物等、歯ごたえのある食品に多く含まれています。
2予防フェイズPhase
心筋梗塞や狭心症は、日本人の死因、ベスト3にあげられる疾患です。早期発見・治療をすれば、病状が落ち着いて、退院後も安定した状態で過ごせます。知っておきたい検査方法や療法をまとめました。
3予防フェイズPhase
再発予防の第一歩は、退院後の
生活改善の取り組みから
心筋梗塞や狭心症は、病状が安定した後も、気を許せない病気です。再発率が高く、退院後は再発予防の取り組みが欠かせません。生活習慣病と深く関わる病気なだけに、日常生活の見直しが予防の第一歩。何を実践して、何に注意すればいいのかみていきましょう。
「ある日突然、心筋梗塞に襲われる」そう思っていませんか。実は前兆があり、それを見逃さなければ、早めに対処できます。また心筋梗塞特有の初期症状がありますので、知っておくと冷静に判断でき、大事に至らずにすみます。前兆と初期症状をみていきましょう。
心筋梗塞と狭心症は、症状が似ているので、発作時にどちらか判断がつかないことがあります。実は狭心症には前兆があるので、おかしいと感じれば、早期治療が可能です。また初期症状には、心筋梗塞と微妙な違いがある点に注意。前兆と初期症状をみていきましょう。
気になる予防方法
Factor
脂質異常症とは、血液中のコレステロールのバランスが、大きく崩れた状態のことをいいます。バランスが崩れると、血液がドロドロになり、動脈硬化を促して心筋梗塞や狭心症がおきやすくなります。発症には、生活習慣が大きく関わっています。そのメカニズムや予防法について調べていますので、みていきましょう。
Treatment
心筋梗塞や狭心症の治療で、もっとも多く行われるのが、バイパス手術。血流が悪くなっている部位を避けて、新しいルートに血液を流す手術です。すぐに血流が回復しますが、リスクはないのでしょうか?
薬物治療は、薬で血栓を溶かしたり、症状を安定させたり、再発を予防する治療です。他の治療と併せて行われることが多く、心筋梗塞と狭心症では、処方される薬が違うことがあります。どのような薬があるのでしょうか。
冠動脈に細い管を通して、問題を起こしている病巣に、直接アプローチする治療法です。カテーテル治療には色々な手法があり、病態に合わせて適切な処置が行われます。どのような治療法なのか詳しく調べています。
Complications easy to illnesst
心不全は、心筋梗塞と狭心症と併発しやすく、すべての心臓病が最終的にたどりつく先です。心機能が低下して、全身が酸素不足になり、身体がむくんだり、呼吸困難になります。どのような病気なのかをまとめました。
不整脈は、心臓の収縮・拡張のリズムが、大きく崩れる病気で、3つのタイプがあります。心筋梗塞や狭心症と併発すると、危険で一刻も早い治療が必要。中には特に治療を必要としない不整脈も。詳しくチェックしましょう。
心筋梗塞の中でも危険度が高く、心臓が破裂する合併症です。急性心筋梗塞を起こしてから、数日後に発症することが多く、血圧低下や呼吸困難に陥ることもあり、一刻も早い治療が必要になります。
心室の壁にできた瘤が、心筋の圧力で押し出される疾患です。心筋梗塞を起こした後の、定期検診で見つかることが多く、瘤が大きくなると破裂する危険があります。発症例は少ないものの、気になる病気です。
Hospital/Clinic
心筋梗塞や狭心症が心配でも、どの病院でどのような治療に行けばよいか、どの先生に診察を受けると安心なのか分からないという方に、心筋梗塞・狭心症に実績のあるおすすめ病院を紹介します。
Basic knowledge
心筋梗塞は、冠動脈が塞がれて血流が止まり、心臓に血液が流れなくなり、心機能が低下する疾患です。発症すると、心筋が酸素不足になって、壊死してしまいます。急性と慢性があり、より深刻なのは急性で、激しい胸の痛みや嘔吐、呼吸困難などの症状が伴います。初期治療が予後に関わるほど重要です。
狭心症は、冠動脈が狭くなって血流が悪くなり、心臓に流れる血液の量が少なくなって心機能が低下する疾患。心筋が酸素不足になりますが、生きている状態です。発症すると、胸の痛みが数分~15分程度続きます。心筋梗塞に進行することもあり、発作を繰り返さないためにも予防が大切です。
心筋梗塞と狭心症の大きな違いは、心筋が壊死しているか、まだ生きているか。発症すると、心筋梗塞では激しい胸の痛みが30分以上続きますが、狭心症では、圧迫されるような胸の痛みが長くても15~30分程度で鎮まります。より深刻なのは心筋梗塞。初期対応がその後の治療に大きく影響します。
突然、家族が目の前で発作を起こした時に気が動転すると、適切な対応が取れません。病人の意識や呼吸をしっかり確認し、冷静な行動をとりましょう。意外と難しいのが、人工呼吸や心臓マッサージ。蘇生法が生死を分けることもあるので、テクニックを身につけておくと、いざという時に役に立ちます。